さまざまなノート系アプリや情報整理系アプリがある中、Evernoteを10年以上使い続けている私がEvernoteを何にどう使っているか。どういう使いみちに落ち着いたのか。本ブログでは「今どきのEvernoteの使いみち」と題して連載記事を書いています。ここまで20個のEvernoteの使いみちを紹介してきましたが、本記事ではノートブックの全体像を、これまで紹介した使いみちの20個と関連させながら紹介します。
1 ノートブック全体の概要
Evernoteのノートブックは2階層構造(スタック)にすることができますが、次の画像は、私のEvernoteのノートブックの第1階層です。
これまで10年以上Evernoteの使いみちの試行錯誤を重ねた結果、どんどんシンプルになってきています。以前は、もっとごちゃごちゃしていてノートブックの数ももっとありました。
2年前のノートブック(スタック)は、以下の画像のとおりです。一見、たいして変わってないように見えますが、スタック(第2階層)をかなり減らしました。使いみちを試行錯誤する中でかなりスリム化してきました。
「今どきのEvernoteの使いみち」で20個の使いみちを紹介してきたとおり、Evernoteは作業をする場ではなく、情報をストックする場として、アクティブな情報よりログ的な情報を保存してきました。よって、そういったノートブックの構成となっています。
ちなみに、ノートブック名の文頭の番号は、ノートブックの並び順を制御するためですが、番号が飛び飛びになっているのは、これまでの変遷(消したり追加したり)によるものです。
2 ノートブックの内容
では、ノートブック(スタック)の内容を簡単に紹介します。
「Inbox」は、既定のノートブックです。「Taskuma(たすくま)」など外部のアプリからEvernoteに保存するときはここを経由することが多いです。
「備忘録」と「思考・整理ログ」は、以下の記事で紹介したとおり、単なる備忘録と、何らかの結論を出すために整理した情報を保存しています。
「Clip」は以下の記事で紹介したとおり、Webクリップや新聞記事のクリップを保存しています。
「知的生活Tips」は、インプットやアウトプットにかかる工夫、アウトプットに役立ちそうなテンプレートを保存しています。
「生活便利帳」は、生活に役立ちそうな情報を保存しています。
例えば、よく行く店の営業時間や以下で紹介したチェックリストなどを保存しています。
「読書ノート」は以下で紹介したとおりです。
「読書ノート」の下の「臨」と冒頭についたノートブックは、以下の記事で紹介した「臨時プロジェクト」のノートブックです。ノートブック名は、臨時プロジェクトの内容になります。今は1つですが、2つ以上になることもあります。
「自分プロジェクト」は以下で紹介したとおり、自分プロジェクトの内容を保存しています。
「Life log」は、スタックで、以下の記事で紹介したとおり、日記などのライフログのノートブックがあります。他にも、家計簿アプリ「Zaim」のログが自動で保存されるノートブックがあります。
スタックを展開すると以下のとおりです。
「知的生活log」はスタックで、その下にはブログやKDPに関するノートブックやツイッターのログを自動で保存しているノートブック、パソコンの設定ログに関するノートブックなどがあります。
スタックを展開すると以下のとおりです。
「Life log」の下のモザイクになっている2つのノートブックは、子どもの名前のスタックで、以下の記事で紹介したとおり、子ども関係の情報を保存しています。
「家族」はスタックで、その下には、料理のレシピ、家や車の関係、家計簿、子ども2人に共通することなどを保存するノートブックがあり、妻と共有しています。
スタックを展開すると以下のとおりです。
「保管庫」はスタックで、小遣いの領収書、思い出の写真や品、以下の記事で紹介した自炊した電子書籍データや楽曲データを保存しているノートブックがあります。
他には、地震や台風などの災害時に役立つ情報を保存しているノートブックや、以下の記事で紹介したとおり、緊急時に行動できるマニュアルを保存しているノートブックがあり、これらはオフラインでも利用できるようにしています。
スタックを展開すると以下のとおりです。
「アーカイブ」は、どこにも属さないノートを保存しています。
「work」は職場のEvernoteと共有しているスタックです。新聞記事や雑誌などふだんのプラベートな生活の中で仕事に役立つ内容を見つけたときに保存しているノートブックや、名刺を保存しているノートブックがありますが、最近、Googleドライブに移行しつつあるため、使用頻度は下がっています。
3 おわりに
本ブログで「今どきのEvernoteの使いみち」と題した連載記事を始めてから、今まで以上に真剣にEvernoteと向き合ってきました。
その中で、今回紹介してきた内容をもとに、さらにEvernoteの使いみちの考え方を大きく変えていこう、という思いがより強くなりました。
それは、これまで「とりあえずEvernoteに保存」という感覚で何でもかんでも放り込んでいた時期もありましたが、これからは厳選してEvernoteに保存し、さらに見返す可能性の低いデータは定期的に削除してEvernoteをスリムに使っていこう、と思っています。
よって、このノートブックの構成も今後もっとスリム化を図りたいと思っています。また、「タグ」も多すぎて制御不能になっているので、いったんリセットを考えています。