さまざまなノート系アプリや情報整理系アプリがある中、Evernoteを10年以上使い続けている私がEvernoteを何にどう使っているか。どういう使いみちに落ち着いたのか。本ブログでは「今どきのEvernoteの使いみち」と題して連載記事を書いています。
その使いみちの一つが自炊した本の置き場「書庫」です。また、CDから取り込んだ楽曲のバックアップ先として使っています。
1 自炊本の保存
以前は、以下の記事で紹介したとおり自炊本はGoogleドライブに保存していました。
ただ、Googleドライブは15ギガまでは無料で使えますが、それ以上は有料です。しかも、当たり前ですが、容量が増えるほど費用負担は増えます。
ある程度、見返す頻度が高ければ費用負担も考えるのですが、自炊本はそれほど見返すことはありません。
そこで、Evernoteの特性を活かしてEvernoteに保存することにしました。
というのは、Evernote(プレミアム版)は、1ノートの上限容量は200MB、月間アップロードの上限は10GBという制限はありますが、それさえクリアすれば、プレミアム版の年額5,200円以上の金額を支払う必要はありません。トータルの保存容量の上限がないのです。
よって、この先、自炊本が増え続けても、1ノートの上限保存容量と月間の保存容量さえクリアすれば、Evernoteに保存し続けることが可能です。
これは自炊本の保管先としてはもってこいです。
ちなみに、Evernoteで自炊本を見る方法ですが、pdfであれば普通に見ることができます。ただ、前述の記事で紹介したとおり、Kindleアプリを使うと自炊本が読みやすくなります。
また、拙著「『モブログの極意 〜モブログからモバイル知的生活へ〜」』で紹介したとおり、この使い方はモバイル書斎の第1歩となります。
2 楽曲データのバックアップ
音楽は、以前、以下の記事で紹介したとおり、「GooglePlayMusic」で管理しています。すべての楽曲のデータはクラウドの「GooglePlayMusic」にあるのです。
その楽曲のデータ、元はCDから落としたデータですが、それをバックアップとしてEvernoteに保存しています。
前項の自炊データと同じで、Evernoteはトータルの上限の保存容量がないため、こういったバックアップ先として使うには最適なのです。
ちなみに、過去のすべての楽曲データを保存するのは大変なので、自分の好きなアーティストをピックアップして、そのアルバムを保存しています。今後はすべて保存していきます。
3 おわりに
Evernoteに保存した自炊本はめったに見返しません。音楽データも基本は「GooglePlayMusic」を使って聴くので、アクセスすることはありません。
こうしたデータを保管する場所としては、クラウドストレージは他にもたくさんありますが、トータルの保存容量の上限がないEvernoteは最適だと思います。