これまで着想メモは、Dynalistに保存していましたが、長期的に考えるとネットワーク型で保存した方がよいと思い立ちました。
フォルダで階層を作ってツリー型で保存する形態ではなく、ノートにリンクをはりネットワーク構造を構築しながら保存する形態。
3年ほど前、約1年半、ネットワーク型で情報を整理できる「Scrapbox」を使っていましたが、iPhoneで使いづらいことなどを理由にDynalistに移行した経緯があります。
Porter for Scrapbox
shunsuke senoo無料posted withアプリーチ
今回は、「Obsidian」を検討することにしました。
いろいろ調べ、試しに1ヶ月ほど使った結果、Obsidianはベータ版だというのに、「第2の脳」になり得える完成度で、移行を決めました。
直近の1,000近くのノートをObsidianに移行させ、いざ、Obsidianで第2の脳を作るぞ、と意気込んだ矢先、ひどくScrapboxが気になり始めました。
Obsidian – Connected Notes
Dynalist Inc.無料posted withアプリーチ
きっかけは、Obsidianのプラグイン「2hop link」を使い始めたときです。
Obsidianは1ステップ先のリンクされたノートしか表示されませんが、「2hop link」を使うことでScrapboxのように2ステップ先のノートまで表示させることができます。
しかも、以下の画像のとおり、Obsidianのバックリンクの表示より見やすいんです。
前回の記事(ScrapboxとObsidianの比較)で詳しく書きましたので、ご参照ください
2ステップ先まで過去の関連ノートが見やすく表示されると、今書いている(見ている)ノートに加え、表示された他のノートも見返したくなるんですよね。
これに味をしめて、久しぶりにScrapboxを開いてノートを見返してみました。すると、芋づる式に過去のノートをどんどん見返したくなるのです。
これはいい。
過去のノートを見返すきっかけになります。
単純に何の意図もなく過去のノートを見返すだけではなく、何らかのつながりがあるノートが表示されるので、関連のあるノートを見返すことができます。
改めて、2ステップ先のノートまで表示される威力、さらにはScrapboxの関連ノートの見やすさを思い知らされました。
というのは、Obsidianのプラグイン「2hop link」は、残念ながら、iPhoneとiPadには対応していません。
私はiPhone中心の生活なのでこれは痛い。
しかも、ノートをとるときや見返すときというのは、大概がiPhoneです。
Scrapboxなら、iPhoneでも使えます。
以前はiPhoneでの使いづらさからやめることになりましたが、今は、そのとき以上にネットワークでノートを管理することと、過去のノートを見返すことの有用さを知っています。多少、使いづらさに目をつぶっても余りある有用さです。
Obsidianは、比較的新しいサービスです。
Obsidianを使い始めたときは、これから進化していきそうなサービスであり、それを自分が使いながらまのあたりにできるワクワク感がありました。
でも、Scrapboxは、自分の中では、以前使っていたこともあり”今更感”があります。しかも、力技で労力をかけてObsidianに1,000近くのノートを移した後です。
久しぶりにScrapboxを使い、よいところばかり目がいき、興奮気味になっていたところもあったかもしれません。少し冷静になろうと、ObsidianとScrapboxを比較してみることにしました。それが前回の以下の記事です。
結論は出ました。
上記の記事で書いたとおり、総合的にはObsidianの方が気に入った機能の数は多かったのですが、2ステップ先まで関連ノートが見やすく表示される機能は、自分がノートツールを使う目的からすると大変有益な機能です。
その問題を解決してくれるのが、Scrapboxの関連ノートが表示される機能だと思いました。しかも、その関連ノートが見やすい。関連ノートを見返すことで新たな発想が生まれそうな予感もあります。だから、この機能を最重要視したい。
いずれObsidianでプラグイン「2hop link」がiPhoneとiPadでも使えるようになるかもしれません。そうなったら心が揺らぐかもしれませんが、Scrapboxは関連ノートが見やすいという利点もありますので、約1年半ぶりに再びScrapboxを使い始めることを決断しました。