2015年8月に購入した11インチの「MacBook Air」(2015年3月発売)ですが、最近、蓋を閉じているのに、いざ使おうとするとバッテリーがかなり減っており、どうしたものかと悩んでおりました。
※以下の画像は最新のMacBook Air
具体的には、100%の充電が、蓋を閉めてから1時間後に開くと90%前後になっているのです。1時間で 約10%の減です。
対応をネットで調べ、いろいろ試した結果、最終的には 正常に戻りましたので、実際に私が行なった 対応策を紹介します。最終的に何がよかったかはわかりませんので、私が行なった手順をすべて掲載します。
OSが最新か確認
基本中の基本ですが、Apple StoreでOSが最新かチェックしました。
省エネルギー設定の「Power Nap」を確認
システム環境設定の中の「省エネルギー」の「PowerNap」がオフになっているか確認しました。これは、スリープ中でもメールをチェックするなど、スリープ中に動作するものです。私は、もともとオフになっていましたが、これはオフにしておいた方がよさそうです。
Bluetoothデバイスのスリープ解除設定を確認
システム環境設定の「Bluetooth」の詳細設定の中にある「Bluetothデバイスでコンピューターのスリープ解除を可能にする」をオフにしました。このせいでスリープが解除されているかもしれません。
ターミナルでスリープの設定の変更
ターミナル(spotlightでターミナルと検索)を起動し「pmset -g」と入力するとスリープの設定が表示されます。
「standbydelaylow」が「10800秒(180分)」になっていました。
ネットで調べたサイトによっては、これをもっと長くしたとか、Appleサポートに聞いたら1080に変更したとか、いろいろあったのですが、私は1080に変更しました。
変更方法は、ターミナルで「sudo pmset -a standbydelay 1080」と入力します。
すると「standbydelayhigh」も「1080」になりました。
私の設定(最終的に正常になったとき)は以下のとおりです。
SMCをリセット
おそらく、このSMCのリセットか、次項のNVRAMのリセットで、私は正常に戻ったと思います。
SMCとは、Intel搭載のMacでノートブックのディスプレイの蓋を開いたり閉じたりしたときの反応などを制御しているもののようです。
詳しくは、以下のAppleのサポートのページをご覧ください。
Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする方法 – Apple サポート
このSMCは以下の手順でリセットできます。
- 電源アダプタを接続する。
- Mac をApple メニュー からシステム終了する。
- 内蔵キーボードの「shift + control + option」キーを押しながら、電源ボタンを押す。
- すべてのキーを放す
- 電源ボタンをもう一度押して Mac の電源を再び入れる。
NVRAMをリセット
私は、前項のSMCのリセットに続いて、NVRAMをリセットしました。
NVRAMとは、Mac がすばやくアクセスできるように所定の設定情報を記憶しておく小容量のメモリのようです。
詳しくは、以下のAppleのサポートのページをご覧ください。
Mac で NVRAM または PRAM をリセットする – Apple サポート
このNVRAMは、以下の手順でリセットできます。
- 電源アダプタを接続する。
- Mac をApple メニュー からシステム終了する。
- キーボードで「command 」「option」「P」「R」の各キーの場所を確認する。
- Mac の電源を入れ、すぐに「command + option + P + R」キーを同時に押し、そのまま押し続けます。
- 2回目の起動音が聞こえたらすべてのキーを放す。
おわりに
以上の手順で、私のMacBook Airは正常に戻りました。蓋を閉じて1時間おいておいても以前にように10%バッテリーが減ることもなく、一晩おいておいても1%減る程度になりました。
これらの方法だけで、MacBook Airの蓋を閉じたのに電池が減る問題は解決できるかわかりませんが、少なくとも私は解決できましたので、ぜひ参考にしてみてください。
■参考になったサイト
■今、私が使っているMac