さまざまなノート系アプリや情報整理系アプリがある中、Evernoteを10年以上使い続けている私がEvernoteを何にどう使っているか。どういう使いみちに落ち着いたのか。本ブログでは「今どきのEvernoteの使いみち」と題して連載記事を書いています。
その使いみちの一つが「週次レビュー」です。
週次レビューとは、日頃の気づきや反省、教訓などをメモして、それを毎週見返して今後に活かすための取り組みです。
1 反省や教訓などをその都度Evernoteでメモする
日々の生活の中で反省したことや、意識したいと思ったこと、教訓に感じたこと、など、今後の生活に活かせそうなことがあったら、Evernoteでメモしています。
他にも、嬉しかったことや悲しかったことなど、後で見返して、自分のモチベーションになったり、反省を促すようなこともEvernoteでメモしています。
正確にはEvernoteでメモというよりTaskuma(たすくま)でメモしてEvernoteに保存しています。日頃、タスク管理も含めた行動ログと心情ログをたすくまに記録しているからです。
メモ(ノート)には、後述しますが、あとで見返しやすいように必ず「教訓」「意識」などのタグをつけています。たすくまでつけたタグはそのままEvernoteにも反映されます。
2 Evernoteのショートカットを使ってレビューする
私は、週1回、iPhoneのEvernote公式アプリを起動し、ショートカットから「週次レビュー」をしています。
ショートカットには、下の画像のとおり、週次レビューをする項目が並んでいます。
上から簡単に説明します。
「#教訓/意識/反省 -diary」は、その名のとおりですが、日々、教訓に感じたこと、意識すべきこと、反省したことがあったら、前述のとおり、Evernoteにメモして「教訓/意識/反省 」というタグをつけて保存します。このショートカットには、あらかじめ、このタグの検索結果を保存しておき、週に1回、見返すというわけです。
「#変化 -diary」は、何か新しいことを始めたり、生活に変化があった場合にメモしておき、毎週、振り返っています。定期的に振り返ることで、その新しく始めたことを続けていくのかなどの一定の評価をすることができます。「PDCA」サイクルの「C(Check)」のような役割です。
「#つぶやき -diary」は、ツイッターではなくて、どうでもいいような心のつぶやきや叫びです。
「good -diary」と「bad -diary」は、日頃、嬉しかったことやよかったことなど自分にとってのプラスのこと、逆に悲しかったことや辛かったことなどマイナスのことをメモしておき、振り返っています。
あとは、なんとなくイメージが湧くかと思いますので、割愛します。
ちなみに「-diary」とは何かというと、簡単に説明をしますが、Taskuma(たすくま)を使っていない方には関係のない少しマニアックな話になりますので、読み飛ばしていただいても構いません。
Taskuma(たすくま)のデータ1日分を毎日、「日記」タグをつけて、Evernoteに送信して日記としているのですが、たすくまの1つのタスクに「教訓/意識/反省 」タグをつけると、この日記(1日分のデータ)も検索結果として表示されます。
でも、教訓や意識、反省したことだけの内容を検索結果として表示させたいため、たすくまにタスクとして入力したあと、そのタスクだけをEvernoteに送信しています。そうするとEvernoteには、教訓メモも含んだ日記のノート(「日記」タグ付の1日分のデータ)と、教訓メモだけのノート(「教訓/意識/反省 」タグ付)が保存されていることになりますが、Evernoteの検索構文で日記タグがついたノートは検索結果から除くとしているのです。そうしておけば、教訓メモだけを一覧で見返すことができます。
私の検索構文は以下です。ノートブックからの検索の場合は「stack」を「notebook」に変更すればオッケーです。
tag:”#教訓/意識/反省” stack:”100_Life log” -tag:日記
3 おわりに
スマホは常に携帯していますし、それほど大がかりな方法ではないので、この方法であれば隙間時間に週次レビューをすることができます。ただ、そのためには、日々、反省や教訓など、未来の自分に向けたメモをこまめにとることが大事になります。少し面倒に感じるかもしれませんが、未来の自分が活かすメモとなれば、多少なりともメモする意欲が湧くかもしれません。