さまざまなノート系アプリや情報整理系アプリがある中、Evernoteを10年以上使い続けている私がEvernoteを何にどう使っているか。どういう使いみちに落ち着いたのか。本ブログでは「今どきのEvernoteの使いみち」と題して連載記事を書いています。
その使いみちの一つが「備忘録」と「思考・情報整理ログ」です。
それぞれの名称のノートブックを作っています。
1 備忘録
「備忘録」は、何のひねりもない、その名のとおりの役割です。
後で見返す可能性のあるメモをとにかく保存しています。
あとで確実に見返すノートは、「SmartEver」タグをつけておきます。
SmartEverタグをつけておくと、同名のアプリ「SmartEver」でノートを見ることができるのですが、このアプリは起動が速く動きが軽快なので、サッと確認できて重宝します。
以前、以下の記事で紹介したとおり、特定のタグをつけておき、そのタグをEvernoteのショートカットに並べておく、という手もあります。
上記の記事で紹介したとおり、見返す可能性の高いノートと追記する可能性のあるノートは、特定のタグをつけておき、アクセスしやすいようにしています。
具体的には、「@見返す」というタグをつけ、ショートカットの画面で上の方に表示させています。
また、一度作ったノートに追記する可能性のあるノートも同じように「@追記」というタグをつけ、ショートカットの一覧の上の方に表示させています。
それ以外の備忘録メモは、とくにタグはつけていませんが、あとでキーワードで検索する場合に引っかかりやすいようなワードをなるべくタイトルに入れるようにしています。
2 思考・情報整理ログ
備忘録との使い分けは、備忘録は単純なメモ、一次情報のようなイメージです。例えば、駅からここへ行くには徒歩で何分かかるとか、よく行く店の営業時間とか、得た情報をそのままメモするような場合は、備忘録ノートブックで管理しています。
一方、「思考・情報整理ログ」は、複数の情報を集めて体系的に整理したノートを保存しています。例えば、最近の例で言うと、洗濯機の買い替えです。自分のこだわりをメモして、候補の機種のスペックを比較しやすいように整理して、結論の考えをメモしています。
情報をそのままメモする備忘録とは違い、比較しやすいように整理したり、自分の考えの結果をメモしたノートを保存しています。
実は、これらのノートは、最初からEvernoteで作っているわけではありません。
集めた情報を並べ替えたり体系的に整理したりして、あーでもないこーでもないと、考えながらメモしていきたいので、それにはEvernoteよりもアウトライナーの方が便利です。
本ブログで何度も紹介しているアウトライナーのWorkFlowy(HandyFlowy)を使っています。WorkFlowy(HandyFlowy)で考えを深めたり、情報を整理したりして、その作業が完了したらWorkFlowy(HandyFlowy)からEvernoteの「思考・情報整理ログ」ノートブックにデータを移動させています。
ちなみに、スマホアプリのHandyFlowyであれば、機能拡張スクリプトを使えば、ワンタッチでアウトラインを維持したままEvernoteにデータを移動させることができます。詳しくは以前の以下の記事を参照してください。
3 おわりに
なぜ、Evernoteに保存しているのか。
一時期、こういったメモは、試しにiOSのメモ帳アプリに保存していたこともありましたが、なるべくメモは分散させたくない、ということと、iOSのメモ帳はiCloudの容量を消費してしまう(とくに画像があると)という理由でEvernoteで管理することにしました。あと、Evernoteはノートブックとタグの2軸で管理できる、という点もメモ帳より使いやすく感じています。
Evernoteを使い始めて約10年間。その間、同期の不具合でデータが消えたなどの大きな不具合もなく使い続けることができていますので、Evernoteに保存しておけばきれいさっぱり忘れられる、という安心感があります。