10年以上Evernoteの有料プランを利用してきましたが、今年の年末の更新のタイミングで無料プランに移行しようと思っています。
価格: 無料 (Evernote Corporation)
それは別にEvernoteが使いづらいというわけではありません。
現状の使い道と有料プランの費用を比較したときに価値を見出せないことが理由です。
年々、Evernoteの使い道の範囲が狭くなってきているからです。
とはいっても、Evernoteはこれからも使い続けます。
無料プランにすると、毎月の保存上限の容量が減りますので、その範囲内に収めるよう、今後の使い方を見直す必要があります。
そこで、現状の使い道と今後の使い方、代替手段について整理しておこうと思います。
1 現状の使い道
まず、現状、どのように使っているか。自分用と家族用で分けて整理します。
まず、自分用としては使っているのは、以下の用途です。
自分用
- たすくまの送信先(追記して「日記」としている)
- 大事な書類の保管
- 領収書・レシートの保管
- 雑多な書類の保管
- 雑多なメモ
たすくまは1ヶ月分の保存容量は約12M(400KB×31日)。
※毎日天気と睡眠ログのスクショを添付
ただ、子どもと出かける日は、写真を撮って添付するので、1日だけで約10〜20MBになることも。
価格: ¥4,500 (Sayaka Tomi)
毎朝、そら案内で今日の天気のスクショを撮ってたすくまに添付しています。
価格: 無料 (sorakaze Inc.)
また、起床後、Auto Sleepで睡眠実績をスクショで撮って、同じくたすくまに添付しています。
価格: ¥900 (Tantsissa)
家族用
次に家族に関する用途です。
- 領収書・レシート
- 大事な書類の保管
- 雑多な書類の保管
- 子どもの大事な書類の保管
- 子どもの雑多な書類
- 雑多なメモ
どれも画像やPDFが主で、結構な数になります。すべて妻と共有しています。容量的に有料プランなら問題ありませんが、無料プランにするとなると、すべてをEvernoteに保存するのは難しくなりそうです。
レシート類は、およそ1枚あたり200〜500KB。月10MBくらいはかかるか、といったところ。
これらの現状をふまえ、無料プランに移行することを前提に、今後のEvernoteの使い道と代替手段の現段階の検討内容を次に整理します。
2 今後の使い道と代替手段
自分用
たすくまの送信先
まず、たすくまの送信先としてはEvernoteを継続する予定です。たすくまから送信されたデータに追記して「日記」にしており、10年以上の日記がEvernoteに保存されているからです。
ただ、Appleの「ジャーナル」がリリースされたときには、日記のあり方を見直す必要が出てくるかもしれないと思っています。
大事な書類の保管
大事な書類の保管はAppleメモアプリに移行します。Evernoteと別々になってしまうのは嫌ですが仕方がありません。頻繁に見返すものは、EvernoteからAppleメモアプリに移行するかもしれません。
価格: 無料 (Apple)
領収書・レシートの保管
レシートは、スキャンしてGoogleドライブに保存することにします。ターボスキャンプロという昔使っていたアプリを引っ張り出しました。OCRはないものの、手軽に素早くスキャンしてフォルダを選択して保存できるのが気にいっています。
価格: ¥700 (Piksoft Inc.)
ターボスキャンプロの保存先はiCloud Driveが楽ですが、容量が多くなって、Obsidianの同期に悪影響が出ると嫌なので、Googleドライブにしようかと思っています。 メインアカウントはGoogleフォトでいっぱいなので、サブアカウントで。
データは無料の15GB超えたら古いデータから破棄します。
熟考の末、iCloud Driveに保存することにしました。というのは、後述のレシートの保存先を妻と共有したいのですが、Googleドライブのフォルダを共有した場合、ターボスキャンなどの共有ボタンからGoogleドライブの共有フォルダに保存しようとしても表示されないのです。マイドライブにしか保存できず、あとで移動する必要があるので、それは手間です。よって、iCloudDriveのフォルダを共有して、そこに保存することにしました。これに伴い、自分用の領収書・レシート類もわかりやすいように同じくiCloud Driveに保存することにしました。
価格: 無料 (Google LLC)
雑多な書類の保管
雑多な書類は、それほど発生しないので、とりあえずEvernoteでいけそう。容量を圧迫するようでしたら領収書・レシートと同様の扱いにします。
雑多なメモ
ObsidianかAppleメモアプリか、内容によりますが、線引きをもう少し明確にしたいと思っているところです。
価格: 無料 (Dynalist Inc.)
価格: 無料 (Apple)
家族用
次に家族用の関係。
ざっくりいうと、いっときだけ必要になるかもしれない雑多な書類はスキャンしてフォルダ管理(前述のとおりGoogleドライブ)、重要なものはAppleメモアプリに移行します。
では、個別にみていきます。
領収書・レシート
これは、先ほどのターボスキャンでスキャンしてGoogleドライブで管理します。ターボスキャンはフォルダを選択してスキャンできるので、フォルダに分けて保存します。フォルダは妻と共有をします。そして、Googleドライブがいっぱいになったら古いデータから破棄します。
前述のとおり、GoogleドライブではなくiCloud Driveに保存することにしました。
大事な書類の保管
この先も閲覧する可能性のあるものはAppleメモアプリに保存することにします。内容としては、車やマンション、自宅の機器、町内会の関係が多くなりそうです。
雑多な書類の保管
領収書とレシートと同じ扱いにします。
子どもの大事な書類の保管
大事な書類と同じ扱いにします。
子どもの雑多な書類
領収書とレシートと同じ扱いにします。
雑多なメモ
Appleメモアプリに保存することにします。
価格: 無料 (Apple)
アプリについて
スキャンするアプリは、ターボスキャンプロを使いますが、保存先がGoogleドライブなどのiCloud以外のクラウドストレージだと保存するまでの手数が多くなります。
価格: ¥700 (Piksoft Inc.)
そこで、ワークフローが組めるスキャナープロがよいのですが、サブスクで年間3,400円は支払いたくないなと。今後、毎日のように使うので、ターボスキャンプロが面倒になったら考えますが、できるだけサブスクは避けたい。
価格: 無料 (Readdle Technologies Limited)
おわりに
以上が現段階での今後のEvernoteの使い方と代替方法です。
結論的には、Evernoteは日記と個人的な雑多な書類置き場という使い道になりました。無料プランの容量だと、これが限界だと思います。かといって、有料プランにする意義は見出せないので、これが自分の中ではベストかなと思っています。
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