さまざまなノート系アプリや情報整理系アプリがある中、Evernoteを10年以上使い続けている私がEvernoteを何にどう使っているか。どういう使いみちに落ち着いたのか。本ブログでは「今どきのEvernoteの使いみち」と題して連載記事を書いています。
その使いみちの一つが「自分プロジェクト」です。
自分プロジェクトとは、松浦弥太郎氏の言葉で、著書『今日もていねいに』の中でこうあります。
「これができたら、すてきだろうな、面白いだろうな、きっと新しい発見があるだろうな」 そういった小さなプロジェクトをいくつもこしらえ、あれこれやり方を工夫し、夢中になって挑戦し、順番にクリアしていくことです。自分プロジェクトとは、言葉を換えれば、自分で問題を見つけ、答えを考える「独学」です。一日に一つ何かを学ぼうとする心持ちです
同じく松浦弥太郎氏の著書『100の基本』には、こうあります。
069 自分プロジェクトを進める
あくまで自分の中でのこと。誰に話すわけでもなく、ささやかでもいいから、自分プロジェクトをたくさん持っていると毎日が充実します。思いついただけでは忘れてしまうので、書き留めておきましょう。書いたものは、始められるところから始めていきましょう。誰に管理されるわけでもないプロジェクトを自分の中で持つとは、なんと豊かなことか、実感できると思います。
この「自分プロジェクト」を真似て、この先、自分がやってみたいこと、チャレンジしたいことが頭に浮かんだら、それをメモしてEvernoteの「自分プロジェクト」というノートブックに保存するようにしています。また、その内容に関連したWebクリップや雑誌のクリップを保存しています。
「自分プロジェクト」といっても、そんな大げさなものではありません。松浦弥太郎氏の自分プロジェクトの趣旨とは、程遠いかもしれません。
とにかく、すぐにできるようなほんのささいなことから、時間がかかりそうな壮大なことまで、やってみたい、と思ったことはメモして保存するようにしているのです。
試しに最近保存した内容を見てみると、プロジェクトとはほど遠い些細な内容ですが、見たい映画やほしいもののWebクリップが保存してありました。なかなか自分の時間やお金の余裕が持てない子育て共働き世帯の私としては、これも立派な自分がやりたい、自分プロジェクトなのです。
また、これまで、以下の電子書籍をKDPで出版しましたが、「毎年1冊のペースで出版する」という当時は夢みたいな内容のメモも保存してありました。(まさか達成できているとは)
- 『アウトライナーのレシピ 〜思考・情報整理・文章作成がはかどる20の使い方〜』
- 『モブログの極意 〜モブログからモバイル知的生活へ〜』
- 『Apple Watchで何ができるか 〜Apple Watchユーザーの起床から就寝までの実際の使い方を徹底公開〜』
こんな感じで、すぐにできそうなことから、夢のような内容まで、とにかく自分がやってみたい、チャレンジしたい、といった内容をできるだけ言語化して、Evernoteに保存するようにしています。