Evernoteは、2008年にリリースされ、2010年に日本語版が公開されました。
私は、2010年4月からEvernoteを使い始めました。
使い始めた頃は、類似のサービスがなかったこともあり、あらゆる形式のファイルを保存でき、パソコンとスマホで同じデータを扱えることに、ひどく感動したものです。
今では当たり前になりましたが、紙をスキャンしてデータ化してスマホで持ち歩く、という発想を持つようになったのもEvernoteの存在が大きかったように思います。
2019年8月現在、かれこれ10年近くEvernoteを使い続けていることになりますが、その間、いろいろな使いみちを試してきました。
それは、Evernoteがアップデートを繰り返し、どんどん便利になったことにより使いみちを広げていったり、逆に他のさまざまな便利なアプリがリリースされたことによりEvernoteで担っていた使いみちを他のアプリに渡したり、そんな試行錯誤を繰り返し、自分なりの便利なEvernoteの使い方を模索し続けてきました。
ただ、ここ数年は、OneNoteやGoogleKeep、NotionなどEvernoteと類似のアプリや、便利なノート系のアプリが次々と出現し、目移りすることが多くなってきました。実際にEvernoteから他のアプリに乗り換えようかと思ったこともあります。
それでも結局Evernoteを使い続けています。
というのは、冷静になって比較検討してみると、以前の以下の記事で書いたとおり、総合的に見れば、まだまだEvernoteに魅力を感じるのです。
それに、10年間の膨大なデータがEvernoteに詰まっています。
ちょっと不便に感じたからといって、簡単に他に乗り換えるといったことはしたくありません。
むしろ、その不便をEvernoteの使い方の工夫でなんとかならないか。サードパーティ製のアプリで補えないか、それでダメなら他の類似アプリとの使い分けを考えよう、という発想を持ちたいのです。
そう考えていくと、最近では、「Evernoteを応援したい」という気持ちが次第に強くなってきました。
Evernoteの日本語版がリリースされた後の数年間は、非常にたくさんのEvernote本やネットの記事を見かけ、多様な使いみちを解説・提案する内容がたくさんありました。その頃に比べると、最近はそういった本や記事を見かける頻度が減ってきているように思います。
とくにEvernoteの使い方(操作方法)を解説した本はあっても、多様な使いみち(用途)を紹介するような本は、めっきり見なくった感があります。
10年以上経過すると、それは当然のことなのかもしれません。
でも、10年以上使い続け、Evernoteを知り尽くした今だからこそ、試行錯誤を繰り返した今だからこそ、Evernoteを何にどう使っているのか。どういう使いみちに落ち着いたのか。
また、ScrapBoxやWorkFlowy、SimpleNote、Drafts…など様々な情報管理アプリやノート系のアプリがリリースされている今だからこそ、Evernoteを何にどう使っているのか。
Evernoteを10年以上ヘビーに使っている者として、そんな内容を発信することに価値を見出せないか。ふつうの一人のEvernoteユーザーの私が発信することで、長年のEvernoteユーザーに何か気づきを得ていただくことができないか、また、新たにEvernoteを使ってみようという人が増えないか。
そんな淡い期待をモチベーションに、今現在の私のEvernoteの使いみちを「今どきのEvernoteの使いみち」と題して、本ブログで少しずつ紹介していこう、と考えています。
ただ、私は、それほど特異な使い方をしているわけではないと思いますので、オーソドックスな内容になるかと思います。また、基本はiPhoneのEvernoteアプリでの使いやすさを重視しています。
ちなみに、Evernoteの使いみちは、以前、以下の記事で紹介したことがありますが、全体像をざっくり紹介しただけですので、これの最新情報と詳細を、今後、連載記事としてアップしていくイメージです。
Evernoteを使う方の少しでも参考になれば幸いです。