TaskChuteCloudがリリースされてから約1年間、仕事のタスク管理ツールとして毎日使い続けてきました。
その経験をもとに、『はじめてでもわかる「TaskChuteCloud」の使い方』と題して、以下のとおり、TaskChuteCloudの始め方や使い方、困ったときの対処法、便利な使い方など、いろいろ書いてきました。
『はじめてでもわかる「TaskChuteCloud」の使い方』
1. 連載記事に込めた想い 〜「TaskChuteCloud」の全体像を伝えることで多くの方に興味を持ってほしい〜
TaskChuteCloudは有料のサービスです。1ヶ月486円。少し興味を持ったくらいで試すには、迷う金額かもしれません。
TaskChuteCloudに興味を持ってほしい。また興味を持ってはいるけど、試すにはちょっと……。という方にこの連載を通じてTaskChuteCloudの全体像を少しでもお伝えしたかったのですが、いかがだったでしょうか。
さらに、TaskChuteCloudを使い始める方に、少しでもスムーズに使い始める手助けになれば、という思いで連載を続けてきました。
いったん、連載という形でTaskChuteCloudの記事を書くのはこれで最後となります。
ただ、自分自身、TaskChuteCloudを使い続けているので、便利な使い方や困ったことがあったら、記事にして、今後もTaskChuteCloudユーザーにとって有益な情報を発信したいと思っています。
2. 今後のTaskChuteCloudに期待すること(改善要望)
TaskChuteCloudユーザーとして、現在、実用的に困っている点があります。
今後、TaskChuteCloudを使っていく上で、早めに改善いただきたい点を5つにまとめました。5つ目は、あったらいいなという気持ちの方が強いのですが、他の4つは、TaskChuteCloudを1年間使い続けてきて実用的に困り始めているので、改善を期待したいと思います。
(1) 過去の未完了タスクを翌日に繰越す機能
TaskChuteCloudは、その日の未完了タスクは、完了タスクを非表示にすることで、すぐ把握できますが、過去の未完了タスクはすぐに把握ができません。
よって、その日の未完了タスクは、翌日以降に日付を変更しておかないと、実行漏れの可能性が出てきます。
これは、非常にリスクが高いです。
私は、毎日のルーチンタスクに前日の未完了タスクの確認というタスクを設けていますが、TaskChuteCloudの機能として、過去の未完了タスクを自動で翌日に繰り越す機能があると便利です。
それが難しければ、せめて、過去の未完了タスクを一覧で表示するなど、過去のタスクの実行漏れを防ぐ何らかの機能をつけていただきたいと思っています。
(2) タスクの行の幅を任意に設定できる機能
私は、TaskChuteCloudの各タスクの幅は広めだと思います。
幅が広いと一つひとつのタスクは見やすいのですが、一覧が下に長くなってしまいます。
せめてタスク一覧を少しでも俯瞰しやすいよう、タスクの幅を任意に設定できると使いやすくなると思います。
(3) タスク名の文字を全部表示する機能
TaskChuteCloudは、タスク名に表示される文字数に制限があります。既定の文字数を超えると、タスク名が途中で切れてしまいます。
カーソルをもっていくと全部表示されるのですが、カーソルをもっていかなくても、自動で文字を縮小化したり、2行にしたり、全部表示されるようになると便利です。
(4) タスクの検索機能
TaskChuteCloudは、未完了・完了に問わず、タスクの検索ができません。
タスク名でのキーワード検索やプロジェクト別のタスクの抽出、プロジェクト内のタスクの検索など、検索機能の実装を望みます。
実際、私は、1週間先など先のタスクを登録しておくことがあります。
ふと、あのタスクは登録したかな、と思ったとき、TaskChuteCloudは検索の機能がないので、実務的に大変、不便に感じています。
また、私はプロジェクトの機能をほとんど使っていないのですが、プロジェクトごとにタスクが一覧などで抽出や検索できたら使っていきたいと思っています。
ただ、検索の機能については、開発者様も実装を検討してくれているようなので、いずれ使えるようになるのではないかと期待しています。
(5) サブタスクの機能
細々したタスクが増えてくると、括りたくなることがあります。とくにToodledoでは、サブタスクの機能があったので、余計にそう思ってしまいます。
実務的には、サブタスクがなくても、たとえ細々したタスクがたくさんあっても括らず一覧に並べておけばよいので、それほど困ってはいませんが、あるとうれしい機能ではあります。
3. おわりに
これまで、本ブログでTaskChuteCloudの記事をいくつも書いてきました。
その中でTaskChuteCloudに不便を感じる点をいくつか書いてきたわけですが、その多くは改善されてきました。それは開発者様がユーザーの声に真摯に耳を傾けてくれているからだと思います。
また、TaskChuteCloudは、発展途上であり、その証拠にTaskChute Cloudの改善ロードマップ でユーザーの要望をつぶさに拾い、改善の道筋を公開されております。
こうした目に見える形で改善要望や改善状況がわかるのは、ユーザーとしては大変ありがたく信頼できます。
今後もTaskChuteCloudの発展を期待しつつ使い続けていきたいと思っています。