仕事でのタスク管理は、4年ほど「Toodledo」をTaskChuteの考え方にもとづき使っています。ただ、先日リリースされた「TaskChuteCloud」が気になり、試しに使ってみました。それを「Toodledo」との比較という視点から、記事を書きました。
「TaskChuteCloud」を3日間使ってみての「Toodledo」との比較
この記事は、TaskChuteCloudがリリースされたばかりでしたので、3日間使った時点での記事でした。
それから1週間程度しか経っていませんが、TaskChuteCloudは日々驚くほどの進化を遂げています。
1. TaskChuteCloudの進化の予定と経過は視覚化されている
TaskChuteCloudの開発者様は、既知の問題やユーザーからの要望、すでに実装中の機能、最近実装された機能、保留中の機能を次のサイトで公開しておられます。
TaskChute Cloudの改善ロードマップ | Trello
これにより、ユーザーからのどんな要望が多いのかがわかり、今後のアップデートの予測ができたりします。
私は、前述の記事で、TaskChuteCloudよりも「Toodledoの方が使い勝手が良い点」として5つあげました。
■Toodledoの方が使い勝手が良い点
- 完了タスクを非表示にできない
- 複数の新規タスクを一括で入力できない
- タスクの検索ができない
- 明日以降の全タスクの終了時間がわからない
- 前日以前のタスクが未完了だった場合、気づきにくい
当時、TaskChuteCloudの改善ロードマップ | Trelloに掲載されていない内容もあったのですが、5つのうち、2つ目と4つ目 の2項目がすでに改善され、使い勝手が随分向上しました。
2. 複数の新規タスクの一括入力ができる
これまでタスクの登録は1つずつしかできませんでしたが、複数のタスクを一気に登録できるようになりました。
手順は簡単です。
まずは、1つタスクを入力します。
ここで「Shift+Enter」を押します。
すると改行されますので、別のタスクを入力します。
入力スペースが狭いようでしたら下の画像のように隅をドラッグすれば枠を広げることができます。
そして、Enterを押すと、複数のタスクが一気に登録されました。
参考 TaskChute Cloudで複数タスクの一括追加に対応しました! | jMatsuzaki
3. 翌日の終了時間が把握できる
Toodledoでは「シミュレーションモード」といって、あらかじめ設定した時間からスタートした場合、何時にすべてのタスクが終了するか、というのが当日だけではなく、翌日以降についても把握できます。
参考 EndTime2 for Toodledo で明日の予定を「シミュレーション」する | Toodledo Tips Blog
これがTaskChute Cloudにも実装されました。
ただ、起算時間が少しToodledoとは違います。
TaskChute Cloudでは、その日の一番最初のタスクが属するセクションの開始時間に、その日の全タスクの積算時間を積み上げていった結果が終了時間となります。
下の画像は8月14日に翌日の15日を表示させたものです。
セクションAの開始時間が7:30、セクションBが8:40となっています。
その日の最初のタスクはセクションBに属していますので、セクションBの開始時間である8:40にこの日の全タスクの積算時間を足した時間が終了時間となるわけです。
4. おわりに
TaskChute Cloudは、今ご紹介した点以外にも進化しています。きめ細かい部分もどんどん改良され、使い勝手が向上しています。
TaskChute Cloudは無料の試用期間がないので、使いはじめるのにはハードルが高いかもしれませんが、前述したように今後のアップデートの予測ができますし、日に日に使い勝手が向上していますので、そろそろ試しに1ヶ月使ってみるのもよいのではないかと思っています。