普通に会社員をしながら、子育ても家事もしながら、わずかな自分の時間でブログを書く。KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)の本を執筆する。
それを可能にするため、意識していることがたくさんあります。
その1つが、いかに作業の開始・再開をスムーズにできるか、です。
具体的にいうと、いかに素早くブログの記事や本の原稿を書き始めたり、途中から再開できるか。そのために最適なツールは何か。
自分の自由になる時間はそれほど多くありません。
定期的に確保できる時間はわずかです。たまに発生する自由時間は貴重です。
となれば、書き始めるまでの準備にもたもたしてはいられません。
すぐに、前回の続きにアクセスでき、続きから書き始めれる。
これが大事です。
私はこれを「再開力」と読んでいます。
1 再開力のあるツール
一番、「再開力」のあるツールは何かといえば、私にとってはiPhoneです。
iPhoneであれば、常に携帯しているし、机と椅子がなくても、すぐに執筆体制に入れます。
さらに、執筆が一番はかどるのは、大きな画面だと思い、一番大きい画面のiPhoneを使っています。今はiPhone13Pro Maxです。
「再開力」は、iPhoneに勝るものはないのですが、文章を書いたり、資料を見ながら書いたり、ということを考えると、MacやiPad+キーボードの方が使い勝手は上です。
私は、仕事を定時に帰れたとき、帰りにカフェに立ち寄って文章を書くことがあるので、iPadを持ち歩きたくなるのですが、何を持ち歩くかは重量の関係もあり、これまで散々悩んできました。
その結果、一番作業効率があがるのはMacですが、通勤で持ち歩くのは重すぎるので、
- iPad Air+Smart Keyboard folioか、
- iPad mini+Magic Keyboard+Fintie(スタンドになるキーボードカバー)
が最適と考えています。「再開力」では前者が圧倒的なのですが、重さとの兼ね合いで後者にするかいつも悩みます。
2 再開力をあげるアプリの機能
さらに、「再開力」には、アプリ選びや、アプリの機能の活かし方が大事です。
私は、ブログや本の原稿の執筆には、Ulyssesを使っています。Ulyssesはライブラリの「最近7日間」から直近で使ったファイルを探し出せるので、すぐに続きから書き始めることができます。
さらに、続きから書く箇所には「🍏」マークをつけるようにしています。
そして、Ulyssesのフィルタ機能で、このマークがついているノートを表示されるようにしていますので、すぐに続きから書きたい箇所にアクセスできます。
Ulysses
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また、アイデアメモの保存先にはScrapboxを使っています。ピン留めの機能を使ったり、並び替えの順番を更新順にしておけば、最近使ったページにアクセスしやすくなります。
https://scrapbox.io/本の構成を考えるときには、Logseqを使っています。Logseqは左のサイドバーの「最新」から、最近使ったページにアクセスできますので、すぐに作業を再開できます。
Logseq
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3 おわりに
仕事が忙しいからブログが書けない。家事や子育てで自分の時間が確保できないから文章が書けない。
そう言いたくなる日々です。
でも、少しでも素早く続きから書き始める工夫をすることで、たとえわずかな時間しかなかったとしても、その中で最大限のアプトブット量を確保することができます。
現状で最大限のパフォーマンスをするために頭を捻って最大限の工夫をする。
何事においてもそうだと思いますが、私の知的生活は、工夫で成り立っていると思います。今回紹介した「再開力」を上げるための考え方も1つの工夫です。
そうそう、欲を言えば、今回紹介したアプリがカーソルの位置まで記憶してくれると、さらに、続きから書き始めるまでのスピードが上がるのですが、今後のアップデートに期待です。
Obsidianにはカーソルの位置を記憶するプラグインがありますが…。