ここ最近、読書ノートに関する記事を連発していますので、自分にとっての読書ノートを作る意義をまとめておこうと思います。
以下の拙著でも書いていますが、そのアップデート版です。
1 私にとっての読書ノートを作る意義
1 読書を自分に活かす一番の近道になる
貴重な時間とお金を使って読んだ本です。
どんな本でもムダにせず自分に役立てたい。
読書ノートを作らずとも、読んだ内容は自ずと自分の無意識下に蓄積されているのかもしれませんが、できるだけ目に見える形で残したい。
そう考えると、
読書で得た内容を自分に役立つ内容に変換して言語化しておく
そうすれば、わざわざ本一冊を再読しなくても、読書ノートを見返せば、自分にとって必要なエッセンスは簡単に見返せます。
やはり、これが読書を自分に活かす一番の近道だと思います。
2 自分だけの知識や知見の倉庫になる
kindle版の本であれば、大した手間をかけずに自分だけの知識や知見を蓄積できます。
kindle本は、ハイライト(マーカー)した箇所やメモした内容を簡単にテキストデータでコピーできます。これをノートアプリにペーストすれば、これだけで立派な読書ノートです。3分もかかかりません。
しかも、iPhoneだけで作ますので、忙しい中でも、隙間時間を活用すれば誰でも作れます。
それが「読書ノート」かと問われれば、人によっていろいろ意見はあるでしょうが、少なくとも、本を読んで得た知識や知見を蓄積することはできます。
ちなみに、読書ノート作りに否定的な意見も聞こえてきますが、それらは紙のノートに手書きで書く読書ノートを想定していることが多いように感じます。
わずかな時間で自分だけの知識や知見が蓄積できるなら読書ノートを作らない手はないのではないかと思うのです。
3 本から得た知識や知見を簡単に検索できる
読書ノートをテキストデータで作れば、簡単にキーワード検索できます。画像をOCRに変換するアプリであれば、本のページを画像にして保存しておけば検索対象になります。
自分だけの知識や知見のデータベースです。
iPhoneさえ手元にあればいつでもどこでもすぐにアクセスでき、すぐに検索できます。
もちろん、kindle版の本であれば、本自体にもすぐにアクセスできますが、それらの本の内容を凝縮した自分だけの読書ノートから検索できることは、自分にとって必要な内容を探しやすくなります。
4 読後の思考が深まる
読後、読みっぱなしで終わるより、読書ノートを作ることで、読書を通じて思考を深めることができます。
深めるだけではなく、本の内容がきっかけで、別の内容に思考が拡がることもあります。
もちろん、読書ノートを作らずとも、本を読むだけで思考を深めることはできます。
でも、読書ノートを作ることで、その本のどこが自分にとって大事なのか、また、その本を読んで自分は何を想い、何を考えたのかなど、読後に本の内容を振り返って言語化する機会を持つことで、より思考が深まり拡がる可能性があると思うのです。
5 Kindle本が読めなくなっても大事な部分は読み返せる
これはkindleなどの電子書籍のみの話ですが、重要な点です。
Amazon Kindleストアの利用規約を見てみると、Kindle本の所有権は購入者にはなく、購入者にはあくまで使用権が与えられているだけです。
これは Kindle以外の電子書籍でも同様だと思います。
読書ノートをしっかり作ってさえいれば、もし仮にKindleで購入した本を読むことができなくなってしまったとしても、その本の自分にとって大事なエッセンスは、いつでも読み返すことができるので安心です。
2 まとめ
以上、私にとって読書ノートを作る意義を5つに整理してみました。もう一度まとめると、次の5点です。
- 読書を自分に活かす一番の近道になる
- 自分だけの知識や知見の倉庫になる
- 本から得た知識や知見を簡単に検索できる
- 読後の思考が深まる
- Kindle本が読めなくなっても大事な部分は読み返せる
読書ノートを継続して作ろうと考えているなら、自分なりの読書ノートの意義を言語化しておくといいですよ。作るのが面倒になったときに、自分なりの意義を見返せば、読書ノートを作るモチベーションが高まるはずです。