読書は楽しむもの。
それが私の基本スタンスです。
先日、以下の本を出版したため、拙著を読んでいただいた方にはそう思われていないかもしれません。読書をいかに活用するかということしか考えていないのではないかと思われたかもしれません。
読書を自分に役立てる。
読書で自己啓発をする。
読書で教養を高める。
もちろんそれは大変いいことです。
でも、読書は楽しむものであり、自己啓発や教養を高めるための読書は二の次。
それが私の基本スタンスです。
ただ、それは娯楽的な本ばかりを読む、という意味ではありません。
娯楽小説も読みますが、知的好奇心を刺激するような本、自分の成長に活かせそうな本、ノウハウ本など、ジャンルやテーマは問わず、とにかく「面白そう、楽しそう」と直感した本を読みます。
要するに、「読書は楽しむもの」が前提で、その先に自己啓発や教養があればいいなと思っているのです。
そして、せっかく時間とお金をかけて読書をしたのだから、それを自分に活かしたい、と強く思っています。
それで、この本を書いたわけです。
読書を自分に活かすための方法として本書では「読書ノート作り」を提案しました。
ただ、読書ノートと聞くと手間暇がかかりそう、という印象を抱く方が多いと思います。だから、本書では、10年以上読書ノートを作っている私が試行錯誤を重ねた効率的で役に立つ読書ノート作りのノウハウを公開しています。
また、読書ノート作り、すなわち読書を自分に活かすために労力を割くために、読書にまつわること、例えば、新刊やセールの情報収集、読書の仕方、蔵書管理、本の整理、読後の活用など、読書にまつわる工程をWebサービスやデジタル端末を活用することで効率的に行うノウハウも紹介しています。
読書は楽しむ。楽しんで自分に活かす。
そんなスタンスで読書に向き合えたらいいなと思っています。