私は、本を読んだり仕事で資料を読むとき、10年以上、齋藤孝氏が提唱する「三色ボールペン」方式を愛用しています。
三色ボールペン方式とは、詳しくは、次の著書をお読みいただきいのですが、簡単に言えば、以下の色分けで、本や資料に線を引いたり、キーワードを丸で囲ったりして、情報を整理する方法です。
- 赤色•••重要(客観)
- 青色•••まあ重要(客観)
- 緑色•••おもしろい(主観)
シンプルな方法ですが、慣れてくると、無意識に主観と客観の区別や情報の重要度の選別ができるようになってきます。
私は、この色分けが染み付いていて、あらゆる情報をこの色で考えてしまうほど、三色ボールペン方式に馴染んでいます。
ただ、最近、私的で読む本だけは、この色分けの考え方を少し変えています。
というのは、誰かに本を紹介するのであれば、客観的な見方は必要ですが、それよりも読後に本の内容をどう自分に役立てるか、どう自分の行動につなげるか、という思いっきり主観的な視点で本の内容を捉えることに重きを置こうと思ったからです。
具体的には、以下の色分けを設定しています。
- 赤色•••行動につなげたい内容
- 青色•••本の内容の理解に役立つ内容
- 緑色•••おもしろい、ネタになる内容
先の色分けの、重要、まあ重要、おもしろい、と切り口は同じなのですが、大きな違いは、全て主観という点です。
とにかく、自分にとって本を役立てる、という考え方をより強く意識したいと思ったので、まずは、長年親しんできた三色ボールペン方式をアレンジして、「主観」を重視した読書ができるよう、少し意識の変化を促したい、ということでもあります。