最近、iPhoneの「HandyFlowy」の起動の遅さにストレスを感じていました。
最初は、アプリのせいなのかな、と思っていましたが、そうではないようです。
理由は、単純にトピックが多いから、ということだと思います。
どのくらいの数があるかわかりませんが、WorkFlowyを使い始めて約1年、ヘビーに使っているので、それなりに数が増えていてもおかしくはありません。
でも、公式アプリだと、そこまで起動は遅くありません。
※現在、HandyFlowyはバージョンアップされ起動や動きは軽快になりました。(2018/06/11現在)
なので、最近は、HandyFlowyよりも公式アプリを使うことの方が多くなっていました。
しかし、「HandyFlowy」には愛着があります。HandyFlowyは、ユーザー目線のきめ細かいアップデートが多く、開発に関わる方々のWorkFlowyに対する熱い想いが伝わってくる秀逸なアプリです。いろいろHandyFlowyに対して考えているうちに、
やはり、HandyFlowyを軽快に使いたい、という想いが強くなってきたのです。
また、HandyFlowyとMemoFlowyの開発者である まるみさんによると、公式アプリはこんな不都合もあるようなので、公式よりもHandyFlowyを使いたい思いがより強くなります。
@dejidoku @ottaka18 横からすみません。公式は起動時はローカルにあるキャッシュデータを表示するので、HFやブラウザでのアクセスのように最初の読込は「見えません」。見えないだけで裏で同期しています。同期が完了までの編集はかぶると。。。泣きました。
— まるみ (@marumi_app) 2016年11月22日
@dejidoku @ottaka18 書いた時刻の新しいものが残るのではなく、最後に同期した物がサーバに残ります。オフラインでの書き込みは別のこところで編集しないようにしたほうが無難です。
まぁ、オンラインでの使用が前提なんで仕方ないのでしょう。— まるみ (@marumi_app) 2016年11月22日
ということで、HandyFlowyを軽快に使うために何かできないか、考えるてみることにしました。
1. WorkFlowyの軽量化
まるみさんの以下のツイートや、
Handy(Work)Flowyの初期読込を早くするには、、
1.データを全て、ローカル(端末の中に)に持っておく。
これなら初期読込の必要がなくなる。2.アカウントにあるトピックス数を減らす。
初期読込のデータ量を少なくすれば早くなるのどちらかになると思います。
— まるみ (@marumi_app) 2016年11月22日
WFの初期読込をちと早くする方法
3.共有アウトラインを外す。自分のアウトラインと共有しているものとは完全に別データになっています(当たり前といえば当たり前ですが)
なので、処理する回数=自アウトライン+共有の数なので、共有を外すと減ったアウトライン数+α早くなります。— まるみ (@marumi_app) 2016年11月25日
@ottaka18 アウトラインのダイエットはとても重要だと思います。
どのアウトライナーでもトピック数が増えると重くなるのは、普段使わないトピック(脂肪)が足かせになっているだけなので。
必要になったらENからコピペもそれほど手間ないし、毎回読み込み待ちするコストの方が高い。— まるみ (@marumi_app) 2016年11月25日
ゆうびんや@1UP Lettersさんの以下のブログの記事
workflowyをスマホですばやくロードする4つの方法 | 1UP Letters
などを参考に考えてみると、WorkFlowyを軽くするための方法としては、次の2つかな、と思いました。
- サブアカウントをつくる
- トピックを減らす
1つ目の「サブアカウントを作る」は、すでにプライベート用と職場用で2つアカウントを持っているので、これ以上作るのは少し気が引けます。
なので、迷いましたが、単純にトピックを減らすことしかないか、と決心を固めました。
これまで、次の記事で書いたように、WorkFlowyは考える場として使ってきました。
参考
思考ツールとしての「WorkFlowy」のトピックの構成の具体例(2016年9月) – いつもていねいに
この使い方の基本的な考え方は今も変わっていないのですが、考え終わった案件のトピックやブログの下書きがけっこう残っていたり、読書後の本の抜き書きしたものはWorkFlowyに保存していたりで、けっこうなトピックがあります。
参考
【連載】『暮らしと仕事に役立つアウトライナー「WorkFlowy」の使い方レシピ』#8「レシピ5 読書ノート」
その大半はEvernoteに保存してあります。覚悟を決めて、サクッと消すことにしました。
ただ、悩ましかったのが、本の抜き書きです。
Evernoteへも保存しているのですが、WorkFlowyだと階層化したり表示する階層を変えたりすることができ、見返すには結構便利なのです。
でも、この先データが増えていく一方でどんどんWorkFlowyが重くなっていくので、Evernote一本で管理することに決めました。
2. WorkFlowyの軽量化の結果
かなりのトピックを消した結果、HandyFlowyは、以前に比べると起動が速くなりました。
ただ、公式アプリも随分速くなりました。
HandyFlowyと比べと、さすがキャッシュにデータをもっているだけあって、かなりの速さです。この速さを見てしまうと手放すことはできません。
よって、結局、これまでと同様、すぐにWorkFlowyを見たいときは公式アプリ、じっくりブログの下書きなど文章を書いたり、文章の前後を入れ替えるなど構成を考えるときはHandyFlowyを使う、という使い方を継続することにしました。
あれだけWorkFlowyのトピックを削除したのに、結局、何も変わっていないような、と少し落胆しかけましたが、起動スピードはどちらのアプリもあがっています。それでよしとしました。
3. Completeしたトピックの扱い
今回のWorkFlowyの軽量化の作業の最後に気づいたのが、Completeしたトピックのことでした。Completeは非表示にしているので、忘れていたのです。表示させてみるとかなりの数がありました。
Completeにしたトピックも表示させて削除するのかどうか判断しないとWorkFlowyの軽量化の作業が不十分になってしまいます。
ここで、今後のCompleteの使い方をどうしようか迷いました。
結果、今後は、WorkFlowyを完全なる思考の場とし、思考を終えたトピックはEvernoteへ保存し、ストックとして残さず、トピックは削除しようと思っています。
ただ、トピックをCompleteにしてしまうと、ふだん非表示にしているのでEvernoteへの保存を忘れそうですし、そもそも、Completeトピックを検索してEvernoteへ保存する必要があります。
今のところ、役割を終えたトピックは、Completeは使わず、「Evernoteへの移行待ち」というトピックを作り、その下に移動させ、一定の期間後、Evernoteへ保存しようと思っています。
4. おわりに
今回の作業でWorkFlowyがスッキリしました。
ブログのネタなど何かを考えるために必要な材料はストックしてありますが、それ以外のストックはありません。
WorkFlowyの軽量化をして、劇的に何かがかわったわけではありませんが、より「考える場」としての役割が明確になった気がします。
また、起動が速いというのは気持ちがいいものです。