これまで本ブログを通じてWorkFlowyの使いみちをいろいろ考えてきました。
今、メインでの使い方は、何かを考えるツールとしてのWorkFlowyです。
とくにEvernoteとの関係で言えば、「自分の全てを記憶するEvernoteと自分の全ての思考をサポートするWorkFlowy」というコンセプトを持っています。
本記事では、思考ツールとして、私がどのようにWorkFlowyを使っているか、紹介したいと思います。
1. WorkFlowyで何を考えているのか
何かを考えるときのツールとしてWorkFlowyを使っていると書きましたが、具体的にどういうことを考えるために使っているのか。
1つはブログの原稿です。
というのは、本ブログの1つのコンセプトが、自分のアタマで考えたことを発表する場、なので、考える=WorkFlowyを使う→考えたことを発表する=ブログの記事 という流れになることが多いのです。
ただ、WorkFlowyを使って考えたことのすべてをブログにアップしているわけではありません。
かなりプライベートなことは、当然、WorkFlowyを使って考える→ブログへアップという流れにはなりません。WorkFlowyどまりです。
具体的には、最近の例でいえば、子どもにゲームを買い与えるにあたって親として気をつけるべきことや、子どもの小遣いの導入について親が考えておくべきこと、旅行の工程などをWorkFlowyを使って考えをまとめますが、それをブログで紹介することはありません。
ただ、こういった内容は、汎用的な形にして、ブログで紹介することはあります。
他にも、日々の生活の中での瑣末なことにも使っています。例えば、休暇の日の過ごし方とか、小遣いの使い方とか、とあるWebサービスの操作の手順の整理などなど、です。
2. 思考ツールとしてWorkFlowyを使う場合のちょっとした工夫
(1) 思考の流れを意識したトピックの並び
今、私が考える場所として使っているメインのトピックの構成はこうなっています。homeの直下のトピックが「考えるくらし」です。
日々、何か考えたいことのテーマを思いつくと、「執筆中/考え中」というトピックに書き込みます。ですので、ここに考えたいことのテーマが集約されてきます。
時間があると、このトピックを見返し、追記しながら考えを深めたり広げたりしています。
そのとき、ポイントとなるのが、その下のトピック(「思考の素」から「冷えとりと健康」)の存在です。
これらは、日々の思いつきやアイデアを溜め込んでいるトピックです。
今、考えているテーマ、すわなち「執筆中/考え中」の中にあるトピックに関する内容が、このトピック(「思考の素」から「冷えとりと健康」)にある場合は、「執筆中/考え中」に移動させます。これらは考えを深めたり広げたりする場合のヒントになる場合があるからです。
さらに、これらのトピックから考えるテーマを見つけたりする場合もあります。そのときも、「執筆中/考え中」へ移動させます。
一定の考えがまとまると、ブログの原稿として整えたり、ブログで発表しないものはEvernoteにエクスポートして保管しつつ、上の「考えの地層(思考済)」というトピックに移動させています。
こられのトピックの動きは、端的に言えば、上の方に今考えているテーマのトピックがあり、下の方に日々の着想やアイデアがテーマごとにためこんであり、必要に応じて、上へ移動させるというものです。
使っているうちに、この並びが自分の思考の流れにマッチしたので、紆余曲折の末、こういった並びになっています。
(2) 考え中のテーマは線で仕切って優先順位を分ける
「執筆中/考え中」のトピックは線で仕切っています。
日々、考えたいことや考えなければいけないことは、どんどん増えていきます。
でも、日々、頭の片隅に置いておけるテーマはそれほど多くはありません。
ですので、仕切りより上は、常に頭においているテーマで、仕切りより下は、優先順位の低いテーマというように分けています。
(3) 期限のないタスクを同居させる
「執筆中/考え中」のすぐ上のトピックは「やること/やりたいこと」というトピックになっています。
これは、実行期限のないタスクが入っています。期限のあるタスクは「たすくま」で管理しているのですが、とくに期限の決まっていないタスクはここで管理しています。
というのは、期限のないタスクというのは、大概、じっくり考えるようなものが多いので、ここに置いておけば、すぐ下の「執筆中/考え中」に移動させることができ都合がよいのです。
(4) アイコンをつける
トピックの前にアイコンをつけておくと、トピックを見てパッと内容がイメージできるので便利です。
WorkFlowyはシンプルで好きなのですが、そのシンプルさが故にこういったワンポイントが一段と映えて、WorkFlowyを使うモチベーションを上げてくれます。
(5) アプリを使い分ける
iPhoneでWorkFlowyを使って何かを考える場合は、WorkFlowyの公式アプリとHandyFlowyを使い分けています。
隙間時間など、すぐに起動させたいときは、起動の速い公式アプリ、じっくり腰をすえて使うときは、編集機能が豊富なHandyFlowy、といった感じです。
以前は、HandyFlowyをメインに使っていたのですが、公式アプリの起動が随分速くなったので、使い分けすることにしました。本当は、HandyFlowyの起動が速くなり、HandyFlowyメインでいきたいのですが…。
※
現在は、HandyFlowyは公式アプリなみの速さにアップデートしています。
3. おわりに
何かを考えるときはWorkFlowyを起動させる。
と、無意識にそうなるくらい、何かを考えるときはWorkFlowyという使い方が馴染んできました。
不思議とWorkFlowyを前にすると何かを書きたくなるので、自然と考えることが加速する感覚があります。
とくにパソコンでWorkFlowyを使うときは尚更なのですが、なかなかパソコンの前で座れないのが残念なところです。なので、iPhoneのWorkFlowyとHandyFlowyを多用しています。