これまで通勤カバンは肩掛けできるトートバックを使っていました。
ただ、荷物が多いからなのか、肩が痛くなってきて、最近、通勤カバンとして、見た目と機能に耐えうるリュックを探していました。
そんなとき、「かわるビジネスリュック」というリュックを見つけ、ひと目で気に入りました。
ただ、このリュックは、一般的なリュックとは収納の仕方が違います。




※上記の画像はすべて販売元のサイト(スーパークラシック 楽天市場店)より
果たして自分に使いこなせるのか。別に今使っているカバンでダメかと言われれば、使い続けることができなくもない。
どうしたものか。思い切って買おうか。しばらく様子を見てレビュー記事をもっと見てから考えるか。今のカバンがあるのだからやめとこうか。いろいろ迷いました。
結果、悩んだ末、購入しました。
ただ、購入に至るまでかなり迷いました。この記事では、私と同じように、購入に迷っている方に少しでも参考にしていただきたいと思い、私が購入に迷った点と、1週間ほど実際に使ってみてどうだったのかをお伝えしたいと思います。

1. 買う前に「かわるビジネスリュック」の機能をつかむ
私は、2016年7月27日に発売されることを7月28日に知り、7月29日に注文しました。早く注文しないと売り切れると思い、急いで情報収集し、判断をしたのです。
まずは、販売元のサイト(スーパークラシック 楽天市場店)でスペックを確認しました。
これでおよその概要はわかるのですが、実際使ってみた方の感想はどうなのか、それぞれの収納スペースに何を入れたらどういう感じになるのか、など、知りたいことはまだまだ尽きませんでした。
そこで、まだ、販売して間もない中での以下の貴重なレビューの記事を見ました。
これらの記事で、自分ならどう使おうかというイメージが少しずつ湧いてきました。
- 新発売の「かわるビジネスリュック」を持って新幹線で出張に行ったら相性の良さに感心した件 | タムカイズム
- [N] いま、万感の思いを込めてリュックがリリース。3年半の開発期間を費やした「かわるビジネスリュック」発売開始
- 「かわるビジネスリュック」はリュックにもビジネスバッグにもなる、ビジネスマン待望のリュックだぞ! #かわるビジネスリュック | むねさだブログ
- 「かわるビジネスリュック」実使用レビュー これは仕事カバンの再発明?旅リュックの革命!? | [製品/サービスレビュー] のエアロプレイン
でも、これらの情報だけでは、購入に踏みきれませんでした。
通勤中に自分が使うことをイメージしたとき、まだまだ、買う前に知りたいことがたくさんあったのです。
2. 買うときに迷った点と実際に使ってみた結果
私が購入する前に迷った点と、その点が実際に使ってみてどうだったのかを紹介します。
その前に、通勤カバンに求めるものは当然一人ひとり違うと思いますが、それは毎日持ち歩くモノ、通勤方法や出張の有無、業種、などが背景にあると思いますので、私の状況を最初に紹介しておきます。
- 通勤は、電車を利用し、朝は満員で身動きができません。帰りはたまに座れます。
- 毎日、弁当と水筒を持参しています。他に、Kindle Paperwhite、iPhoneの充電器、A4ノート、傘、名刺入れ、カードケース、付箋、ペン、替芯、クリアフォルダ、会社のパンフレットなどは常にカバンに入れています。
- 日中は事務所内での勤務が多く、外出したとしてもパソコンを持ち歩くことはありません。ただ、ブログの執筆など仕事とは関係ない用途でMacBook Airを持ち歩きたいと思っています。
- 出張は市内がほとんどで、宿泊を伴う出張は年に1回あるかどうかです。
- 今まで通勤カバンとしてリュックを使ったことはありません。
こんな私が「かわるビジネスリュック」を買うにあたりどこに迷い疑問を持ったのか、また、実際、1週間ほど通勤カバンとして使ってみてどうだったのかをみていきます。
(1) よく出し入れするものは、コアポケットの収納だけで足りるのか?細々したモノはどこに収納できるのか?
コアポケットとは、下の画像のとおり、横から入れる上部の収納部分です。

※画像は販売元のサイト(スーパークラシック 楽天市場店)より
では、コアポケットも含め、カバンのサイズはどうなっているのかというと、販売元のサイトを見ると次のようになっています。


このサイズを見て、実際自分が使うことをイメージしたとき、いろいろ疑問が湧いてきます。
- 毎日持ち歩くiPhoneの充電器、A4ノート、傘、弁当箱、水筒をどこに入れるか。コアポケットに入るのか。背面の大容量の部屋に入れるしかないのか。
- 毎日、通勤電車の中で出し入れするKindle Paperwhiteをどこに入れると出し入れしやすいのか。
- 付箋やカードケース、名刺入れ、ボールペン、替芯のストックなど、細々したものは、ファスナー付きのポケットにすべて収納できるのか。背面の大容量の部屋に入れなければいけないのか。
- MacBook Airを今は重くて持ち歩いていないが、リュックに入れると重量感はどのくらいなのか。
実際、使ってみた結果はこうでした。
Kindle Paperwhiteは前方のマグネットの蓋の部分(フラップ)を開いた収納スペースにちょうど収まります。ジャストサイズです。

コアポケットにもこんな感じで収まります。

あと、前方の下のファスナーの収納部分にも余裕で入ります。画像でははみ出していますが、奥まで入れていないだけで、余裕はかなりあります。
今のところ、Kindle Paperwhiteは、コアポケットには後述の水筒と筆箱などを入れるので、次に一番出し入れしやすいここに入れることにしました。

次にコアポケットの収納量ですが、500mlの水筒とネオクリッツの筆箱を入れるとこんな感じです。
水筒と筆箱の奥には、ハンドタオル、iPhoneの小さい充電器、小さい傘などが入っています。まだ、他にも小物なら入れることができます。

次に細々したものの収納です。前方の上と下のファスナーの収納部分に入れると出し入れがしやすいですが、あまりマチがないので、たくさん入れると膨らんでしまいます。
私は、こんな感じで、フラップを開けたファスナーの収納部分にペンや付箋などを入れています。

他の細々としたものは、前方の下のファスナー部分にも収納できます。ただ、私は、前述のとおり、Kindle Paperwhiteを入れており、細々したものを入れると、Kindle Paperwhiteが出しづらくなるので、細々したものは小袋に入れて、大容量の部屋に入れています。
(2) 背面の大容量の部屋は背負いながら出し入れができるか?
少し慣れとコツがいるかもしれませんが、問題なくできます。
ダブルファスナーなので、例えば、右肩に背負ったままリュックを前に持ってきたときに、あらかじめファスナーを開けやすい位置にしておけば、スムーズに開け閉めできます。
少しわかりにくいかもしれませんが、以下の画像は、右肩に背負ったままリュックを前に持ってきて背面の大容量の部屋のファスナーを開けている状況です。

(3) 書類などのA4サイズのものはどこに収納できるのか
A4サイズのノートで試した結果は次のとおりです。
背面の大容量の部屋には、コアポケットを使ったとしても入ります。

大容量の部屋のファスナーを開いたクッションパッドのポケットの部分にも入ります。画像は飛び出ていますが、ちょうどはいります。

前方の下のファスナー部分には入りません。画像のとおり少しだけはみ出してしまいます。ちなみにA5サイズなら入ると思います。

上部のフラップを開いたファスナー部分の収納にも入りません。
(4) 大き過ぎないか?
これは完全に人それぞれの主観だと思いますが、私は許容範囲だと思います。
以下の記事では、女性が背負った写真が掲載されていますが、どう感じるでしょうか。
「かわるビジネスリュック」女性が持ったらどんな感じで、どう便利なのかのレビュー | URAMAYU
そもそも、自分が収納するモノの量に比べて大きいというのであれば、もっと小さいリュックをお求めになればよいと思いますが、それなりの量を収納したいと思っているのであれば、見た目の大きさは気にならないと、私は思います。
参考になるかはわかりませんが、iPadとの大きさの比較です。

(5) 色はブラックかグレーか?
迷いました。
結果、ブラックにしたのですが、販売元のサイトなどを見ていると、グレーの方がオシャレにみえました。
でも、ブラックにしたのは、これまでの自分の経験上、ブラックの方が飽きが来ない気がしたのです。
まあ、好みですね。ブラックは、シンプルでカッコいいですよ。
(6) 今使っているカバンで充分では?19,950円(税別)は高くないか?
もちろん人それぞれの金銭感覚によりますが、私は毎日使うものは多少お金をかけてもよい、と思っています。
もっと高価なカバンは世の中たくさんありますし、このリュックが突出して高いわけではないと思います。
それよりも、今使っているカバンがあるのに買ってもよいか、という部分で迷いました。
今ままで使っていた通勤カバンはトートバックですが、MacBook Airを入れると肩に物凄く負担が来ていました。結局、ブログなど趣味で使う程度のMacBook Airは持ち歩かなくなりました。ただ、MacBook Airを持ち歩かないにしても肩に負担を感じていたので、リュックにしたいと思っていました。
そのタイミングに出会ったリュックだったので、思い切って買ったのです。
3. 買ってから実際に使ってみて気づいた点
他にも実際に使ってみてわかったことを紹介します。
(1) よい点
a. パソコンを入れても意外に重さを感じない
実際に背負ってみてびっくりしました。今まで、使っていたトートバックに入れていた荷物と同じものをリュックに入れ、MacBook Airを入れたのですが、トートバックとは比べ物にならないほど重さを感じないのです。
リュックだからという点もあるでしょうが、体の負担軽減につながる作りになっているのだと思います。
ちなみに、冒頭の画像にもありますが、パソコンはリュックの背面寄りではなく、外側に収納します。起毛素材になっているので、私はケースは使わず、そのまま収納しています。スポッと入り、出し入れがしやすいです。

b. 意外に背面の大容量の部屋の出し入れはスムーズにできる
繰り返しになりますが、背面の大容量の部屋の収納は、背負いながら出し入れしにくいのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。背負いながら中を整理するというのは、少し体が窮屈になり難しいですが、出し入れだけなら問題なくできます。
c. 駅のホームで待っているときに自立してくれるのはありがたい
朝、駅のホームで電車を待っているとき、満員電車に備えて、背中から前に背負い直しているのですが、電車が来るまで地面において自立させることができます。このリュックを背負って、それほど肩の負担は感じていませんが、それでもこうやって自立して置いて置けるのはありがたいです。

d. 電車の中でリュックの上にパソコンを置いて使える
少しわかりにくい画像かもしれませんが、電車で座れる場合、こうやってMacBook Airをリュックの上において、タイピングすることができます。
私は、10分以上座れそうなときは、こうやってブログの記事を書こうと思っています。(出すのが面倒にならなければ、ですが…)

e. 背中は夏の暑さでもあまり蒸れない
初めて通勤にリュックを使う身としては、リュックは背中が蒸れるという印象がありました。
でも、30℃を超える暑さの中、このリュックを背負って、約1時間かけて通勤していますが、それほど蒸れる感はありません。
(2) 気になった点
a. A4サイズ以上のものを入れるには不便
私は、書類の入ったA4サイズよりも大きいサイズの封筒をカバンに入れる機会がありますが、前述のとおり、背面のトランク部分にはA4サイズがちょうど入るスペースでした。コアポケットを使わなければ、A4サイズ以上の封筒でも余裕で入りますが、コアポケットを使うのであれば、少し窮屈になります。(A4サイズしか入らないわけではありません)
b. 取っ手の部分は手がギリギリ入るくらいなので持ちにくく感じる
上部の取っ手の部分は手を入れるギリギリのスペースしかありません。

手を入れてももう少しゆったりしていると持ちやすいです。
ただ、あまり手を入れるスペースがあると、取っ手の存在感が増し、見た目がカッコ悪くなると思うので、仕方ないのかな。
c. 電車の中で前で背負うと少しカッコ悪い?
毎朝、満員電車に乗り込むときは、リュックを前で背負います。
リュック全般に言えるかもしれませんが、ちょっとカッコ悪い?と思わなくもありません。
d. 満員電車で前に背負うと出し入れがしづらい
前に背負ったときに、モノの出し入れがしにくいです。モノと言っても私の場合Kindle Paperwhiteだけのことですが。
以前使っていたトートは肩掛けで持ち、カバンを前にしていても、満員電車であっても出し入れがしやすかったので余計にそう思うのかもしれません。
あと、慣れもあると思います。
こうして見ると、いまのところ、不満らしい不満はありませんね。
4. おわりに
買う前にはこうしていろいろ調べたり考えたりしたのですが、買うときの最後の決め手は、「試してみないとわからない」ということと、「買わずに後悔したくない」という2つの気持ちでした。
結果、私は大満足の買い物になりました。
買い物に失敗はつきものです。
毎日使うカバンなら、失敗覚悟でいろいろ試し、こだわればいいと、私は思っています。
というわけで、「かわるビジネスリュック」を買おうか迷っている方にこの記事が少しでも参考になることを願っています。
最後に、購入後に知った、「かわるビジネスリュック」をわかりやすく紹介している記事です。買う前に見てたら判断材料の1つになっていた記事だと思いますので、参考に紹介しておきます。
- 3つの「かわる」が常識を打ち破る「かわるビジネスリュック」のすごさ | Lifehacking.jp
- 「かわるビジネスリュック」女性が持ったらどんな感じで、どう便利なのかのレビュー | URAMAYU
そうそう、この記事ではふれませんでしたが、このカバンは横向きにも使うことができます。かわるビジネスリュックの「かわる」とは、向きがかわる、という意味もあるんです。詳しくは、以下の販売元のサイトを参照してください。
