これまで、料理のレシピをどうやって管理するか、いろいろ試行錯誤してきました。
ここ1年くらいは、以下の拙著でも紹介したとおり、Apple純正メモアプリで管理していました。
さまざまな情報管理ツールがある中、どのツールを選び、どのように情報管理を行うのか。10年以上、Evernoteを使ってきた著者が、この10年間の試行錯誤から得た知見をもとに、今後の情報管理に必要な考え方を紹介します。また、著者が会社員をしながら効率的にブログや本の執筆をするためにたどり着いた「知的生産のための情報管理システム」を図解つきで公開します。
ただ、最近、ちょっと使いづらさを感じ始めています。
私は、冷蔵庫の中にある食材を見て、その日のレシピを決めたいので、食材のタグを作って、食材のタグでフィルタをかけています。
具体的には、例えば、今日は冷蔵庫にナスと豚肉があるので、ナスと豚肉のタグでフィルタをかけて表示されたレシピを作るわけです。
Apple純正メモアプリの場合、タグでフィルタをかけることはできます。しかし、私の環境の場合だけかもしれませんが、複数のタグでフィルタをかけると、表示結果が正くない場合があるのです。
また、Apple純正メモアプリは、タグを階層で整理できないため、たくさんある材料タグから目的のタグを探しづらい。使っていれば慣れるかな、と思っていたのですが、目的のタグを探すのに少し時間がかかってしまいます。
このあたりに不便さを感じるようになり、以前使っていたEvernoteに戻すことにしました。
Evernoteは、以下の画像のとおり、タグを階層で整理できます。

また、以前の以下の記事で紹介したとおり、複数のタグで絞り込みやすいので、冷蔵庫にある材料にマッチするレシピが探しやすい。

結果的に、再度、Evernoteで料理のレシピを管理することにしたのですが、実は、これまでいろいろなアプリを試してきました。
前述のとおり、Evernoteの前はApple純正メモアプリ。他には、Scrapbox、OneNote、WorkFlowy。
どれも機能的に満足できず長続きしませんでした。そして、結局、Evernoteに戻ってきたというわけです。
以前、Evernoteで管理していたときは、Evernoteの動きの遅さにストレスを感じて、Apple純正メモアプリに乗り換えましたが、今はそこまで動きは遅くありません。(今後、仮に遅くなったとしてもEvernoteで管理し続ける覚悟をもったつもりです)
また、料理のレシピのノートブックを「オフラインでも使用する」にしたら動きが速くなった気がします。
再度、Evernoteで料理のレシピを管理するようになり、以下の点から、改めてEvernoteは料理のレシピの管理に最適だと思うようになりました。
- 画像を保存できる
- 実際に作った料理の画像などを表示できる
- タグを階層で管理できる
- 材料からレシピを検索しやすい
- 複数のタグで絞り込みやすい
- 材料でレシピを絞り込める
- 動画を保存できる
- 妻の料理の様子を撮って参考にできる
- Webクリップ(全文)ができる
- レシピの収集に便利
- 追記がしやすい
- 家族の声などをメモしておける
- ノートブックの共有が簡単
- 妻とレシピを共有できる
料理のレシピをどうやって管理しようか迷っているなら、ぜひ、Evernoteを試してみてください。
Evernoteをうまく使いこなせない、多機能すぎてよくわからない、他のアプリに乗り換えようか、Evernoteの機能をもっと知りたい。そんな想いを持つEvernoteユーザーに向け、「Evernote」を10年以上愛用している著者が基本的な機能からマニアックな機能まで100個の小技を厳選して紹介しています。