アウトライナーの「OmniOutliner」のテキストデータを他のアプリケーションにペーストすると、元のテキストとは違う不自然な改行ができてしまうことがよくあります。
私はブログの下書きをOmniOutlinerで書いて、iPhoneやiPad miniのときは、「PressSync」にペーストし、Macのときは「MarsEdit」にペーストして、ブログの投稿をしています。
なので、このペーストの結果がOmniOutlinerで書いた元のテキストと異なるのは大変困ります。
本記事では、その改行がおかしくなる現象の詳細と対処法について紹介します。
⒈ 元のテキストデータとは違う改行ができる現象
⑴ Macの場合
下の画像は、MacのOmniOutliner4 で書いたテキストデータをMarsEditにペーストした結果です。
ご覧のとおり不自然な改行ができてしまいます。もちろん、元のOmniOutlinerで書いたデータには、こんな改行はありません。
試しにEvernoteにもペーストしてみましたが、結果はそれほど変わりませんでした。
何度かこの現象に遭遇していますが、どういうときにこういった不自然な改行がされるのかよくわかりません。
⑵ iOS(iPhone)の場合
iPhoneのOmniOutliner2のテキストデータをPressSyncにペーストした結果が次の画像です。
Macと同様、不自然な改行が見られます。
さらに、階層ごとに不要な空白ができてしまっています。
不思議なのが、MacのMarsEditやEvernoteにペーストしたときに見られた不自然な改行とは、異なる部分での不自然な改行が見られました。
いろいろ試してみましたが、原因や理由はよくわかりませでした。
試しにiPhoneのEvernoteにもペーストしてみましたが、結果は変わりません。
【参考】OmniOutlinerのデータを他のアプリケーションにペーストしたときの結果
OmniOutlinerのテキストデータを他のアプリケーションにペースト(エクスポート)したときの挙動や、逆にインポートしたときの挙動を以前の記事にまとめていますので、ご興味のある方は、参考にしてください。
参考 Macのアウトライナー「OmniOutliner」のインポートとエクスポートの基本
⒉ 対処法
⑴ Macの場合
この対処法に出会うまで、ペースト後のおかしな改行などを手動で直していました。
その対処法は、別に目的があるものですが、結果的にこの改行の問題がクリアになりました。
その対処法とは、以前の記事で紹介したAppleScriptを使うものです。
参考 「OmniOutliner 4」でのブログの下書きが驚くほど便利になるAppleScript−マロさん。のAppleScript−
omnioutlinerをブログの下書きに使うためにhタグでエクスポートするAppleScript その2|マロ。|note
本来、このAppleScriptは、OmniOutliner4の選択したトピックに対して、階層に応じてhtmlタグを自動で付与してデータを吐き出してくれるものです。
ただ、このAppleScriptを使って吐き出されたテキストには、不自然な改行ができないのです。
よって、このAppleScriptで吐き出されたテキストをMarsEditなどのブログエディタにペーストすれば、おかしな改行もないし、階層に応じたhtmlタグをつけてくれるので、一石二鳥というわけです。
⑵ iOS(iPhone)
iOS(iPhone)では、MacのAppleScriptのような決定打は見つかっていません。
今のところ私は次の流れでブログを投稿して改行問題に対処しています。
iPhoneでペーストするときは、PressSyncにペーストすると、不自然な改行に加え、階層ごとに不要な空白ができてしまうので、まずはEvernoteにペーストすることにしています。
そこで、不自然な改行を補正しPressSyncにペーストして投稿、という流れです。
今のところ、この方法が一番手間がないのではないかと思っています。
⒊ おわりに
この不自然な改行ですが、イマイチ原因や法則がわかりません。
それがわかれば、もっと対処の幅が広がると思うのですが。
いずれにしても、Macでは前述したAppleScriptを使えば不都合はありませんので、問題はiOS(iPhone)です。
もうちょっと手間なく投稿できる流れを作りたいと思っていますが、よい妙案が見つかりません。
何かよい対処法を見つけたら、このブログで紹介したいと思っています。