「読書ノートを作ってもほとんど見返していない」
この言葉に少しでも心当たりがあるなら、ぜひ、耳を傾けてほしい。
それってもったいなくないですか。
せっかく作った読書ノートです。有効に活用しないと。
そのためにできる工夫があります。
読書ノートを見返すリピートタスクを設定する。
そりゃそうですよね。増え続ける読書ノートを全部見返すことは現実的ではありません。
見返さないよりはましですが、もっとよい方法があります。
拙著『読書を自分に活かす「つながる読書ノート」の作り方』の中で提案した「つながる読書ノート」を作ることです。
詳細は、ぜひ、拙著をご覧いただきたいのですが、簡単に言えば、ObsidianやScrapboxなどのネットワークで情報を管理するノートアプリを使えば、読書ノート同士のリンクを張り巡らせることができます。
そうすると、読書ノートを作っていたり、見返したりしているとき、そのノートと関連する読書ノートが画面内に表示され、自ずと目に入るようになります。
となると、そのノートを見返したくなるでしょう。関連するノートなので、ちょっと開いてみようかな、という気持ちになるものです。
開いてみると、そこには、そのノートと関連するノートが表示されます。すると、また、そのノートを見返したくなる。芋蔓式にノートを次から次へと見返したくなるのです。
それはすなわち、リンクをしておけば、過去の読書ノートを見返す可能性がある、ということです。となれば、読書ノートは作りっぱなしにはなりません。見返す可能性があるので無駄にはならないのです。
そんな読書ノートが作れるようになると、読書ノートを自分に活かすことができ、作り続けるモチベーションになります。
他にも「つながる読書ノート」の有益性はたくさんありますが、この有用性は大きいのではないでしょうか。