考えるのが苦手。
そういう苦手意識があるなら、1つオススメな方法があります。
それは、「考える型」を持つことです。
拙著『アウトライナー思考法』では、「組み合わせ思考法」を紹介しましたが、簡単に言えば、このような考える型です。
組み合わせ思考法とは、詳しくは拙著をご覧いただきたいのですが、簡単に言えば、次のとおりです。
- 頭の中にある断片的な情報(考えるための材料)を箇条書きで書き出す
- それを並び替えながら順番を整えたり、グルーピングしたり、構造化したりして材料を組み合わせる
- 材料が不足すれば追記して前項を繰り返しながら、収束と拡散、トップダウンとボトムアップを意識する。
思考の型と言ってもこれだけです。
単純な思考法です。でも実際やってみると頭の中で漠然と考えようとするよりも脳が活性化して考えることがはかどると思います。
この思考法は、紙と鉛筆で実践してもよいのですが、並び替えやグルーピング、構造化など書いたものを動かすので、ちょっと大変かもしれません。付箋(ポストイット)なら書いた内容を動かせるので使いやすいでしょう。
でも、オススメは「アウトライナー」です。
アウトライナーであれば、この組み合わせ思考法で行う作業を簡単に操作することができます。組み合わせ思考法も含めたアウトライナーによる思考法をまとめたのが「アウトライナー思考法」です。
それを少しでも多くの方に知っていただきたいと思い『アウトライナー思考法』を書きました。