Scrapboxをうまく使いこなせている実感がない。
先日、久しぶりにScrapboxを見返したときに、そう感じました。
ブログのネタは、二段階で保存しています。
必ずブログに書く内容は「Ulysses」。ブログで取り上げたいがネタとしては情報が薄いものや、ブログで取り上げるかはわからない自分の考えやアイデアはScrapboxに保存しています。
ただ、アウトライナー(WorkFlowy)にも保存し併用を試しています。
先日、久しぶりに「Ulysses」に保存しているネタが切れたので、Scrapboxを回遊しながらブログで使うネタを仕入れようとしていたのですが、そのとき冒頭のことを実感したのです。
特に読書ノートです。
読書ノートは、基本的にEvernoteで作っているのですが、ここ最近、試しにScrapboxでも作っていました。キーワードでつながることを期待して、です。
でも、Scrapboxでは、自分の考えやアイデアと、読書ノート(感想や引用)が混在しているのは、どうも使いにくさを感じました。
感覚的な話なので、漠然とした説明になりますが、Scrapboxの1つのノートに長々と本の引用が書かれているのが、どうもしっくりこない、自分の使いたい方向性と違う、と感じたのです。特にKindleで読んだハイライトがそのままScrapboxにあっても活用できなさそう。
そこで、Scrapboxを使い始めたときに作った「Scrapbox運用基準」というノートを見返してみました。
そこには、Scrapboxを使う上でのコンセプトとして「自分の日々の漠然とした考えはここに全てある」と書かれていました。
Scrapboxに書く内容としては、感心したこと、違和感を感じたこと、疑問に思ったこと、発見したこと(気づき)とあります。
さらに、他のツールとの使い分けとしてはこうありました。
今まさに思考中のものはWorkFlowyかDynalist、単なる情報メモはEvernote、ブログで確実に使うネタはUlysses、と。
これを見返して思いました。
Scrapboxに、読書ノートがあることで使いにくさを感じているわけではなく、自分の考えではない単なる引用が多くを占めていることに使いにくさや自分の方向性と違うと感じたのです。
Scrapboxには、あくまで自分の考えを蓄積することで、それらがリンク機能で結びつき、化学反応を起こしてくれることを期待したい。だから、引用でもいいのですが、そこには必ず自分の考えを付しておきたい、さらにはその量が逆転しないようにしたい(自分の考え>引用)、というわけです。
そこで、新たにScrapboxの運用基準に次の言葉を入れました。
「Evernoteは1次情報、Scrapboxは2次情報を保存」
単なる他からの情報はEvernoteに保存。
Scrapboxには、単なる情報の貼り付けではなく、いったん自分の頭を通して、自分の言葉で表現した内容を保存する、ということです。
これで使いやすくなるのかはわかりませんが、当面、こういう使い方でいきたいと思います。
ScrapboxからブログのネタやKDPのテーマがざくざく生まれてくることを願いながら…。
また、ネタの管理はScrapboxとアウトライナーの併用の結果、Scrapboxでいこうと思い始めていたところ、次の記事を読んで大いに共感しました。
https://note.com/nokiba/n/na39a80fd28fd再度、Scrapboxかアウトライナー(Dynalist)か迷い始めましたので、もう少し、併用してから結論を出そうと思います。