何度も本ブログで紹介していますが、私は「自分の全てを記憶するEvernoteと自分の全ての思考をサポートするWorkFlowy」というコンセプトでEvernoteとWorkFlowyを使い分けています。

このような中、前回、記事にしたように「Scrapbox」を試しに使い始めました。

もともとScrapboxに興味はあったのですが、使ってみようと思ったのは、この本を読んだのがきっかけです。
▶︎︎参考 情報整理のあり方を考えさせられる本『Scrapbox情報整理術』|1分で読める書評ブログ
本書を読んで、情報管理のあり方として、
ツリー構造とネットワーク構造を変化に対応するためのコスト(手間)という視点でとらえる点、Scrapboxは情報をフラット(階層のない、貴賤のない)に扱う点、
リンクを張ることにより情報ネットワークを織り込んでいく点、
などに興味を覚えたのです。
でも、ちょっと待てよ。
日常的に使っているWorkFlowyでも、この考え方で使えばよいのではないか、という考えが頭をよぎりました。
あまり、使うツール(アプリ)は増やしたくありません。であれば、WorkFlowyの使い方を変えれば、すなわち、WorkFlowyにScrapboxの思想のエッセンスを取り入れて使ってみたらどうなるだろうか。
というわけで、ScrapboxとScrapboxのエッセンスを取り入れた「Scrapbox風に使うWorkFlowy」を併用して試してみることにしました。
扱う情報は、今後の使い分けによって考えを整理していくつもりですが、ひとまず着想(気づき、感心したこと、違和感などなど)と知識、読書メモの断片など、とします。
Scrapbox風に使うWorkFlowyとは、WorkFlowyでは階層を設けずフラットに並べる。また、WorkFlowyは@や♯をつけるとタグとしてリンクが張れますので、Scrapboxのブラケット([ ])と同じようにキーワードには@や♯をつける、という使い方です。
で、同じ情報をScrapboxとScrapbox風に使うWorkFlowyのトピックに入れる、ということです。
同じ情報を両アプリに入れるというのは、少し、面倒ですが、実際に試し両者を比較してみて、どう自分が感じるのかを試してみたいのです。
実際に少し試し始めた画面をお見せするとこんな感じです。
左側がWorkFlowy(画面はHandyFlowy)で、右側がScrapboxで、同じ情報を入れている状態です。
WorkFlowyは、参考に1つ目と2つ目だけを展開していますが、画像のようにタグをつけて、Scrapboxのブラケット([ ])のように使うイメージです。
WorkFlowyでは、当然、Scrapboxのように自動で同じリンクを持ったノートは表示されませんが、タグをクリックすれば同じタグを付与したトピックは表示されます。ひと手間かかりますが、Scrapbox風ではあります。
8月からこの使い方でScrapboxとScrapbox風に使うWorkFlowyを試していますので、しばらくしたら、振り返ってみて、今後のScrapboxの位置づけや他のツールとの使い分けを考えていきたいと思っています。