私は、考えがまとまらないときや、新たな視点・考え方を得たいとき、WorkFlowyやDynalistなどのアウトライナーを使います。
アウトライナーは、箇条書きがしやすく、その箇条書きの順番を入れ替えたり、上位項目や下位項目を作れるので、考えをまとめたり発想するとき使いやすいのです。
ただ、アウトライナーを前にしてもぜんぜん考えが出てこない。キーボードを打つ手が一向に動かない。
そんなときもあります。
そういうとき、私は「フリーライティング」をすることにしています。
読んで字の如く”自由に書く”、ことです。アメリカのピーター・エルボウという方が提唱したライティングの手法ですが、さまざまな分野でも使われていることから厳密に起源や定義を断定するのは難しそうです。私が考えるフリーライティングの手法は、以前の記事を参考にしてください。
とくに、新たな視点や考え方など何かアイデアを得たいときは、以前の記事のとおり、「”Scrapboxを使った”フリーライティング」は強力です。
発想法としては、例えば、マインドマップやマンダラートなどのツールが思い浮かぶかもしれません。ただ、まったく考えが出てこない、というときには、いくらツールを目の前にしても何も書けません。
そんなとき、フリーライティングをぜひ試してみてください。
フリーライティングは、上記の記事で紹介したとおり、自分の頭に浮かんだままを書き出すので、何も書けないということはありません。
それにより、自分の潜在意識を刺激し、思考を活性化させ、自分の中に眠っている言葉や考えを引っ張り上げることができるのです。
とくに、発想や考えの整理の最終形態がブログや本の原稿などの文章なら、なおさらフリーライティングをオススメします。なぜなら、マインドマップやマンダラートは、基本的にはキーワードを書くので、そこから文章を紡ぎ出さなければいけません。フリーライティングであれば、その文章をそのまま使えることがあるからです。
また、フリーライティングはアウトライナーを使っても便利ですが、フリーライティングの目的がアイデアの発想であれば、Scrapboxでフリーライティングした方が過去のアイデアを活かしたアイデアが出やすいと思います。
なぜなら、フリーライティングをして出てきた自分の考えと、Scrapboxにストックした過去の自分の考えが関連ノートにより結びつき、そして混ざり合い、自分の発想が豊かになるからです。(もちろん、自分の考えや何らかの情報がストックしてあることが前提ですが)
少し抽象的な言い方ですので、もし、イメージできない場合は、以下の記事で具体的に書きましたので参考にしてください。
最後に本記事の内容をまとめます。
アウトライナーやマインドマップなどのツールを使っても考えがまとまらないときやアイデアが出てこないときは、フリーライティングを試してみる。とくにアイデアを出したいときは、過去の自分の考えを活用できる「Scrapboxを使ったフリーライティング」がオススメ。
少しでも興味を持ったら、ぜひ、実際に試してみてください。