先日、 KDP(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング)で『文章を書くのが苦手!が克服できた「箇条書き文章法」』を出版しました。
今回の本でKDPの出版は8冊目になります。
正直なところ、我ながらよく8冊も本のネタが続いたものだと感心しています。
やはりブログとは違い、1冊の本となると、それなりの分量が書けるテーマでないといけません。
また、KDPではあっても本を出版する以上、著者である私が相当な説得力のある背景を持ち合わせているテーマでなくてはいけません。
そう思っていました。
本はこうでなくてはいけない、という自分の勝手な思い込みです。
それが、以下の『Kindle出版のアイディア大全』を読んで、
「これまでKDPで出版する本のテーマを難しく考え過ぎていたかもしれない」
と思うようになりました。
KDP本のテーマは、
- 自分に関わりのあるものなら、もっと幅広く考えればよい。
- 自分が当たり前と思っている内容でもテーマになり得る。
そんなことを考えさせられる本でした。
よくよく考えてみると、ブログのテーマに対する考え方と同じだと気づきました。ブログのテーマをどう考えるかは人それぞれですが、私はこう考えていたのです。
ブログのテーマは割と気楽に考えているので、それほどテーマが尽きることはありません。KDP本のテーマは少し難しく考え過ぎていたようです。
もう少し気楽に考えられれば、もっと、出版の頻度を高められるかもしれません。
改めて考えれば、KDPは、一般的な商業出版とは違う点がたくさんあります。
そういえば、私が初めて読んだKindle本は、横山秀夫さんの本で、そのときは短編集の1編だけが切り取られて、それを読みました。
今思えば、あれはKindle本ならでは、だった気がします。
KDPも、商業出版とは違うので、限定的な内容だったり、ニッチなテーマだったり、「本はこういうもの」という既成概念はあまり考えずに取り組んでいきたいと思いました。
『Kindle出版のアイディア大全』を読んで、そんなことを考えさせられました。
最後に、この本を読んで取り入れたいと思ったことは、次の4点です。
- 自分の年表を作ってそこからアイデアを得る。
- 自分に関わるキーワードを書き出しそこからアイデアを得る。
- 自分が当たり前と思っていることでも客観的な統計を確認し特異性があればネタにする。
- 大量のアウトプット(アイデア)は大量のインプットが支えていると心得る。