先日、以下の別ブログでも取り上げましたが、『書くのがしんどい』を読みました。
https://1mbookreview.net/20200905-kakunogashindoi/本書のキモは、私なりの解釈では、
書くことには目的があるはずであり、それは相手に何かを「伝える」ということ。であれば、自ずと相手の立場に立って書くことになる。
要するに、書こうとするより「伝えよう」とする意識が大事だ、ということ
です。
さらに印象的だったのが、
もし仮に、140文字のツイッターだけで思いを伝えれるなら、それに越したことはない。読者のことを考えれば、当然、短い文章の方がよいわけで、たくさん文字数があればよいというものではない。ツイッターで伝えれるなら本は書かなくてもよい
という考え方です。
素晴らしい本だなと感銘を受けたのですが、困ったことが起きました。
これまでずっと毎日書いていたブログが書けなくなったのです。
こんなことをブログで伝える価値があるだろうか。
わざわざブログに書かなくてもツイッターでいいのかもしれない。
相手に伝わるように書けているだろうか、うーん、書き直そう、やっぱりやめておこう。
と、こんな感じで筆が進まなくなってしまいました。
困った。
いや、でもそれは、本当に伝えたいものがないのだろう、伝えたい気持ちが大きくなれば書けるはず、と結論づけることにしました。
でも、一向に書けない。
少し書き始めても、伝えようとする文章になっていないのではないか、と削除してしまう。
そんな日が続く中、
ふと、以前読んだ 本のタイトル『読みたいことを、書けばいい。』が頭をよぎりました。
どんな内容だったかEvernoteの読書ノートを開きました。当時、印象に残った引用がありましたので書き出してみます。
「自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい」 という原理に気がついた。
本書では、「自分が読みたいものを書く」ことで「自分が楽しくなる」ということを伝えたい。
読み手など想定して書かなくていい。 その文章を最初に読むのは、間違いなく自分だ。自分で読んでおもしろくなければ、書くこと自体が無駄になる。
そうだ。
自分の書きたいことを書くのも大事だ。自分が楽しくなくては意味がない。
これを読んだ当時は、まあ当然といえば当然だよな、と思っていたのですが、『書くのがしんどい』を読んだ後なだけに、この考え方は自分の中で一層際立ちました。
要は、月並みですが、こういうことです。
読者視点で伝えようとする気持ちで書くことことも大事。自分の書きたいことを書いて楽しむことも大事。
このバランスをとりながら、
自分の好きなことを伝えたい想いで伝わるように書くことが大事、ということだと思いました。
そんな想いでこのブログの記事を書いていこうと思います。