このたび KDP(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング)で『これで読書ノートが続く!本を探す・読む・活かすを効率的にする「Kindle×Evernote読書術」』を出版しました。
前著『Evernoteの小技100』に続くEvernoteシリーズの第2弾です。Kindleなどの電子書籍で読書をする方が増えてきたと思いますが、電子書籍は手軽に読めるがゆえに本を読んだ後に何も残っていない感覚、「読みっぱなし感」を味わうことはありませんか。本を読んだのに「何も残っていない感覚」と言ってもいいかもしれません。
せっかく貴重な時間とお金を使って読んだ本です。
楽しかった、面白かった、という感想だけで終わるのも悪くはありませんが、それだけではなく、読書から得たものを明確にし、自分にとって役立つ読書にしたい。そう思う方は多いのではないでしょうか。
そのために本書では「読書ノート」を作ることを提案します。
ただ、継続的に読書ノートを作るには、手間なく効率的に自分にとって役に立つと実感できる読書ノートを作れるようになることが肝要です。
本書では、10年以上、試行錯誤をしながら読書ノートを作り続けている私の手間なく効率的で役立つ読書ノート作りのノウハウをお伝えします。
また、それだけではありません。
新刊やセールの情報収集、読書の仕方、蔵書管理、本の整理、読後の活用など、読書にまつわるあらゆる工程をWebサービスやデジタル端末を活用することで効率的に行うノウハウも紹介します。
本書は、このような「読書に伴う一連の流れをWebサービスやデジタル端末を使って効率的かつ効果的に行う読書術」をまとめた本です。
読書を自分に活かしたい、読書ノートが続かない、効率的な読書をしたいなど、読書に興味のある方ならきっと楽しんでいただける本だと思います。
本書の目次は次のとおりです。
第1章「探す」
1.新刊を効率的にチェックする
(1)ほしいものリスト内のセールをチェックする
(2)セール情報を網羅的にチェックする
(3)他のAmazonのセールもチェックする
2.セール本を効率的にチェックする
3.KindleUnlimitedのみを対象に検索する
4.蔵書管理サービスを使う
(1)読書状況も分析できる「ブクログ」
(2)「ブクログ」への効率的な登録方法
5.Kindle本の整理は「ジャンル」×「テーマ」
6.未読と既読の管理
◎Column① 電子書籍か、紙の本か
第2章「読む」
1.電子書籍は何で読むか
2.4つの効率的な読み方
3.主観を重視した「主観三色方式読書」
4.手書きノートアプリを活用した「図解メモ読書」
5.Kindleアプリの機能を使いこなす
6.「耳読」のススメ
◎Column② オーディオブックは「Audible」か、「 audiobook. jp」か
第3章「作る」
1.読書ノートは面倒なのか
2.読書ノートを作る意義
(1)読書を自分に活かす一番の近道になる
(2)自分だけの知識や知見の倉庫になる
(3)本から得た知識や知見を簡単に検索できる
(4)Kindle本が読めなくなっても大事な部分は読み返せる
(5)読後の思考が深まる
3.読書ノートに何を書くか
【レベル1】 ハイライトの引用
【レベル2】 ハイライトの引用+レビュー
【レベル3】 ハイライトの引用+レビュー+自分の設定項目
4.読書ノートの具体的な作成手順
(1)Kindle本の場合
(2)紙の本の場合
(3)オーディオブックの場合
5.「Evernote」のススメ
◎Column③ 私の読書ノート
◎Column④ 多様な読書ノートの作り方
第4章「活かす」
1.レビューを発信する
2.読書ノートを見返す仕組みを作る
3.読書ノートを活かすポイントは検索と項目別の見返し
4.読書ノートは作って終わりではなく育てるもの
5.モバイル書斎化構想
◎Column⑤ ブクログで読書傾向を知る
目次をご覧になって少しでも興味のある内容がありましたら、ぜひ、手に取ってみてください。