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ワールドカップと「らしさ」と結果

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このブログ「いつもていねいに」を書いている 小田やかた です。
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今回のロシアワールドカップの日本は、前々回の南アフリカ大会と同様、戦前は期待されない中、蓋を開ければ、決勝トーナメント進出。その間、何度、 「日本らしい」サッカーという言葉を聞いたことか。

ふと、南アフリカ大会の頃に書いたブログの記事を見返しました。(別ブログに掲載したもの)

今回のサッカーW杯では、「日本らしい」サッカーというキーワードをよく耳にしました。

日本人の特性である器用さを活かした細かいパス回し。勤勉さからくる豊富な運動量。アジア予選を勝ち抜き、これが、「日本人らしい」サッカーなんて言われていました。

しかし、フタを開けてみるとワールドカップでは、守備一辺倒のサッカーに変わってしまった。日本人らしさはどこにいってしまったのでしょう。かと思いきや、ベスト16という結果を出すと、この忍耐強いサッカーこそが日本人らしいサッカーと周りははやしたてる。

案外、この○○らしさというのはこんなものなのかもしれない。結果が出て、後から○○らしさというのはついてくるものなのかもしれません。

「自分らしさ」を考えることがあるけれど、あまりそれにとらわれすぎるのもよくないのかもしれません。○○らしさにとらわれすぎるあまり、結果が出せなければ意味がないのですから。結果が出れば自ずとあとから○○らしさはついてくるのです。

今回のロシア大会も同じです。

「日本らしさ」探しの答えが見つからずに大会に突入したものの、初戦で思わぬ勝ち点を拾い、その勢いで2戦目は世界から称賛される戦いをして、これが日本のサッカーだ、と言わんばかりの素晴らしい試合でした。

そして、第3戦のポーランド戦。

国内外から賛否両論があるようですが、私としては、 弱小国の日本らしいベンチの判断だったと感じています。

というのは、後半の終盤の判断として、自ら(日本が)攻めて1点とるよりも、他会場のコロンビアが1-0で守り切る方に賭けた、ということであり、日本の攻撃力よりもコロンビアの守備力を信じたのです。

私は自らのチームの力をしっかり見つめた上での覚悟ある判断であり、日本らしいベンチワークだと思っています。

サッカーのスタイルもベンチワークも日本らしさを表現するのは難しいと思いますが、1つ言えるのは、 結果が出れば、南アフリカ大会のように「日本らしさ」は後からついてくる気がします。

次のベルギー戦。勝利で終われば、日本らしいサッカー、日本らしいベンチワーク、というポジティブな言葉が飛び交い、ポーランド戦の賛否なんて吹き飛んでしまうのではないかと思っています。

「結果」以上に手にしたいものはないはずです。まずは「結果」です。

この記事は以上です。

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小田やかた
ブロガー&Kindle作家。二人の子どもを持つ共働きサラリーマンです。(プロフィールの詳細)iPhone・iPadアプリを活用した効率的なインプットとアウトプットの方法を発信しています。
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