昨日、「アウトライナー「OmniOutliner」vs「WorkFlowy」 」をアップしたところ、いくつかTwitterで反応をいただき、大いに考えさせられるものがありました。
1. 「OmniOutliner」と「WorkFlowy」の併用
昨日、アップした「アウトライナー「OmniOutliner」vs「WorkFlowy」」では、約半年間、OmniOutlinerを1つのファイルで使い続けたところ、同期の遅さやそれに起因する同期の競合が発生するようになった。今後、長く使い続けるアウトライナーとして、OmniOutlinerに限界を感じ、WorkFlowyの使用を考え始めた、という趣旨の内容を書きました。
それに対し、いくつか共感のコメントをいただきました。
それと同時に、OmniOutlinerとWorkFlowyを併用している方もいらっしゃるということを改めて思いました。
すごーく共感。この2つの選択に必要な要素がすべて詰まってる気がします。
特に、
1.「ひとつのアウトライン」という使い方をするか
2.iPhoneからも使うか
あたりがポイントかなと思いました。 https://t.co/Fsgh8QogSa
— 彩郎 () 2016, 1月 27
わかります(わたしはいまだ併用中) https://t.co/YXTyCo0Pia
— Tak. () 2016, 1月 27
ぼくもわかります (併用の程度がますます増加中)。 https://t.co/NB8eWsCRf9
— Go Fujita () 2016, 1月 27
OmniOutlinerは、以下の記事でも書きましたが、多機能で使い勝手がよく、とくにiPhone版のOmniOutliner 2は大変機能的に優れていると思います。
参考 アウトライナーは「WorkFlowy」より「OmniOutliner」を使い続ける理由 – いつもていねいに
ですので、OmniOutlinerを今後も使い続けたい気持ちはありますが、昨日の時点ではOmniOutlinerとWorkFlowyの併用は考えていませんでした。
ただ、このいただいた反応をきっかけに、自分の知的生産のツール全体を考えたときに、OmniOutlinerとWorkFlowyの併用という道はないのか考えてみたい、と思いました。
そのベースにある気持ちは、OmniOutlinerへの愛着、そして、同期問題以外は、とくにiPhoneですが、自分にとって使いやすいアウトライナーだから今後も使い続けたい、(あと、それなりに費用をかけた、というのもありますが…)という未練なのかもしれません。
2. 「OmniOutliner」を同期させるクラウドサービス
OmniOutlinerを1ファイルでの運用を続けていたためファイルの容量が大きくなったというのもありますが、OmniOutlinerの同期の遅さとそれに起因する同期の競合が多発することは、私にとって大きなストレスです。
OmniOutlinerは、OmniGroupが無償で提供している「Omni Presence」という独自のクラウドサービスを利用し同期することができますが、それ以外のクラウドサービスでも同期ができます。
昨日の記事「アウトライナー「OmniOutliner」vs「WorkFlowy」 」」に対し、1ファイルで運用してもiCloudで同期させたところ競合の問題は起きていない、という情報提供をいただきました。
@ottaka18 同期の競合に悩んでたので、興味深く拝見しました。最近OmniOutlinerファイルをiCloudドライブに置き、1ファイルで運用していますが、OmniSyncに比べ、競合の問題は全く起きていません。ファイルサイズが小さいせいもあるでしょうがいかがでしょう?
— Toshi () 2016, 1月 27
最近、私もiCloudではないのですが、Dropboxでの同期を試そうと思いました。
が、MacのOmniOutliner自体の起動が遅く、また、起動しても急に固まったりして、完全に気分が萎えてしまいました。さらにiPad miniでOmniOutlinerを使おうとしたところ、メモリーを開放しないと、ファイルが開けないという事象も頻発しており、こういったことが重なり、OmniOutlinerへのストレスを感じるようになり、WorkFlowyを模索しはじめたのです。
ですので、iCloudなどのクラウドサービスでの同期は気になるところですが、いろいろ調べたりする手間もかかりそうですし、今はちょっと試す気分になっていません。
3. 「WorkFlowy」へのわくわく感
また別の機会に記事にしようと思っていますが、OmniOutlinerのトピックをWorkFlowyへほぼ必要なものはすべて移動させ、WorkFlowyを少しずつ使い始めました。
パソコンでのWorkFlowyの動きは軽快で、さらに、同期の速さは本当に心地よいものがあります。パソコンで文章を書いていて、すぐに閉じてもiPhoneで続きを書き始めることができる、というのはOmniOutlinerのときにはなかった快感です。
また、WorkFlowyの記事が秀逸の「単純作業に心を込めて」を熟読し始め、紹介されているカスタマイズをいろいろ試し始めました。WorkFlowyがどんどん使い勝手がよくなる手応えを感じ、わくわくしてきました。
ただ、まだパソコンでの環境だけですが。iPhoneはこれからです。
4. おわりに
今日、iOS版のOmniOutliner 2のアップデートがあり、その通知を見たとき、OmniOutlinerに対する未練の気持ちを感じないわけではありません。
しかもOmniOutliner 2は、けっこう頻繁にアップデートしてくれますので、今後、劇的によくなることもあるかもしれません。
Evernoteも当初は同期が遅くて使いものにならない程でしたが、アップデートを繰り返し、今ではわりと軽快に動くようになりました。
それでもWorkFlowyを使ってみたいという思いが強くなってきています。前述のとおり、OmniOutlinerの併用も考えないわけではありませんが、メインはWorkFlowyで考えていきたいと思っています。