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Kindle出版の手軽さと怖さ 〜Kindle作家の方に心がけてほしい最低限のモラル〜

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このブログ「いつもていねいに」を書いている 小田やかた です。
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Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)は、誰でも手軽にKindle本を出版できる素晴らしい仕組みです。

これまで、私は9冊のKindle本を出版してきました。

手軽に出版できるといっても、当然、お金をいただくわけですから、著者としてはそれに値する価値を提供できなければいけません。

小田やかた
小田やかた
構想を練り、文章を書き、何度も推敲を重ね、読者に価値を提供できると確信して出版するのが著者だと思っています。

しかし、著者ではなく、いち読者としてKindle本を購入して読んだとき、愕然としたことがありました。

  • 誤字脱字が散見している
  • 無駄に余白がありページ稼ぎをしているとしか思えない
  • ネット記事の切り貼りとしか思えない

3つ目は、もしかしたらニーズがあるのかもしれませんが、1つ目と2つ目については、気分がいいものではありません。

小田やかた
小田やかた
正直、もうこんな本は読みたくありません。 同じように感じた読者は、きっと、私も含めて、その著者の本は今後買わないでしょう。

でも、それは買って読んでみて始めてわかることです。私は、KindleUnlimitedで読んだので、それほど痛手には感じませんでしたが、お金を出して購入した読者は、きっと怒りが心頭しているはずです。

ここに読者としてはKDPの怖さがあります。

KDPは、商業出版のように複数の目でチェックされるわけではありません。

推敲などせずとも、極論を言えば、メチャクチャな本でも出版できてしまいます。

仮に表紙の見栄えがよければ、購入する読者もいるでしょう。そして、読んで後悔するのです。そんな著者からは読者が離れていくのでしょうが、そんな本でも購入すれば、または、ページをめくれば著者には収益が入ります。

著者としては、KDPは大変有意義なものです。

しかし、読者としては、前述したような本を手にしてしまうと、購入する怖さが出てきます。

こういったケースが増えてくると、KDPへの信用はなくなります。売れなくなれば、KDPの著者はモチベーションが下がり、出版する著者が減ってしまうかもしれません。そうなると市場は縮小です。

それを防ぐには、著者のモラルを向上するしかありません。せめて、自分が買っても満足するような本を出版すべき、だと思います。

Kindle作家として、読者として、強くそう思います。

読者よりも収益に傾いているKindle作家が目につくということで自らKindle本を出版し警笛を鳴らしているKindle作家さんもいます。

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ブロガー&Kindle作家。二人の子どもを持つ共働きサラリーマンです。(プロフィールの詳細)iPhone・iPadアプリを活用した効率的なインプットとアウトプットの方法を発信しています。