2019年6月に発売された「Google Nest Hub」ですが、フォトフレーム目的で購入したら思いのほか便利でした。
「Google Nest Hub」は大変多機能です。
では、何ができるのか。
とてもわかりやすく紹介されているサイトがありますので、これを見れば、一目瞭然です。
▶︎▶︎参考
Google Nest Hubでできること~Amazon Echo、LINE Clovaより優れる点とは?~ | Techs Life
ただ、これらの機能がすべて実生活で役立つか、と言えば、そうではないと思います。
使う人の生活環境によることでしょう。
ウチは、共働きの子育て世帯ですが、「Google Nest Hub」は、子育て世帯には、特にオススメだと思いました。
では、何がどう便利なのか、子育て世帯の目線で紹介します。
1 子育て世帯に便利な「Google Nest Hub」の機能
(1) フォトフレーム
「Google Nest Hub」を購入して、まずはフォトフレームの設定をしたのですが、フォトフレーム目的だけでも「Google Nest Hub」を買う価値は十分あると思いました。とくに子どもの写真を「Googleフォト」で管理しているご家庭なら、買わない手はない、と言いたいくらいオススメです。
というのは、Googleフォトにあるアルバムをスライドショーで表示できるのはもちろん、写真に写っている人物を指定して表示させることもできます。子どもを指定しておけば、子どもが写っている写真をリアルタイムに余すことなく表示させることができます。
また、自分のGoogleアカウントで作ったアルバムだけではなく、他人から共有されているアルバムを表示させることもできます。例えば、妻がGoogleフォトで作ったアルバムを私が共有していたとしたら、それも「Google Nest Hub」で表示させることができます。
さらに、「Google Nest Hub」に表示させる写真は、スマホのアプリ「Google Home」で設定できますので、便利です。というのは、ウチは、1ヶ月ごとにフォトフレームに表示させる写真を変えているのですが、それをスマホで操作できるのは楽です。
Googleフォトは、無料で無制限に写真を保存できますので、子育て世帯なら使わない手はないと思うほど、オススメのサービスです。さらに、「Google Nest Hub」をリビングなどに置いておけば、いつでも家族が写真をスライドショーで見ることができます。
これだけでも「Google Nest Hub」の金額を考えれば十分すぎるほど購入する価値はあると思います。
ちなみに、ウチはこれまで「iPad mini」を買い替えたときに古い「iPad mini」をフォトフレームとして使っていましたが、最近、古い「iPad mini」が不調なため、今回、「Google Nest Hub」を買いました。
iOSのGoogleフォトのアプリではスライドショーができないため、iOSの写真アプリを使っていましたが、子どもの写真はすべてGoogleフォトで管理しているため、Googleフォトをもとにスライドショーができる「Google Nest Hub」はホント重宝します。
(2) 買い物リスト
「Google Nest Hub」は、「ショッピングリスト」を作ることができます。
買いたいモノを「Google Nest Hub」に向かってしゃべるだけで、クラウドのショッピングリストに保存され、スマホの「Google home」から内容を確認することができます。「Google Nest Hub」でも内容を確認することができ、リストにある品物を音声で読み上げてくれます。
もちろん、リストへの登録は、「Google Nest Hub」からだけでなく、スマホのGoogle homeからもできます。スマホのGoogle homeではチェックリストとして表示されますので、例えば、家で買いたいものを「Google Nest Hub」に伝え、スーパーではスマホのGoogle homeのショッピングリストを見ながらカゴに入れた品物はチェックボックスにチェックしていく、という使い方ができると思います。
これは、別に「Google Nest Hub」を使わなくても、スマホでもできます。例えば、iPhoneのSiriに話しかければiOSのリマインダーに買いたいものを登録でき、買い物リストとして使えます。
ただ、実際に使ってみて思ったのは、圧倒的に「Google Nest Hub」の方が手軽なのです。スマホを取り出すことなく、ただしゃべるだけでいいのです。この取り出さなくていいというのが、ちょっとしたことなんですが、手軽さが倍増します。
ちなみに、多少、距離があっても「Google Nest Hub」は声を聞き取ってくれます。
特に、ウチはキッチンの近くのリビングに「Google Nest Hub」を置き、キッチンで料理しているときに、買うものを思いついたら、手を止めることなく、その場でしゃべりかけるだけで登録できるようにしています。
しかも、Google Homeに登録されたショッピングリストは、共有できるため、ウチは私と妻がリストを共有して、どちらかが買い物に行ったときに買うようにしています。
また、今後は、子どもが何か学校でいるもの、例えば、文房具などを買わなければいけない場合などは、子どもが「Google Nest Hub」にしゃべりかけ登録してもらおうかと思っています。
(3) スケジュール
「Google Nest Hub」にしゃべりかけ、Googleカレンダーへスケジュールの登録ができます。また、例えば、今日の予定は?としゃべりかけるとカレンダーに登録されている内容を音声で読み上げてくれます。ちなみに、デフォルトのカレンダーは必ず対象になるのですが、それ以外のカレンダーは対象にするか選ぶことができます。
iPhoneを取り出してカレンダーアプリを起動すればスケジュールの確認や登録はできますが、前項と同様、手軽さがぜんぜん違います。しゃべりかけるだけでスケジュールを読み上げてくれるので、それを聞いている小学生の子どもは親のスケジュールを多少は理解しているようです。
(4) 天気の確認
しゃべりかけるだけで天気の確認ができます。現在地はもちろん、都市の名前を言えば、そこの天気予報を教えてくれます。天気や気温だけでなく、湿度を聞くと応えてくれます。
この機能は、よく子どもが使っています。自分が遊びに行く日の天気を「Google Nest Hub」にしゃべりかけて確認しています。
(5) わからないことを調べる
何々について教えて、と話しかけると、ウィキペディアではこう書かれています、といった感じで教えてくれます。
子どもが使うことには賛否両論あるかもしれませんが、また、年齢にもよるかもしれませんが、私はわからないことをわからないままにしたおくよりは自分で調べる、という意識を子どもに持ってもらいたいと思っています。なので、まずば自分が使うようにして、それを子どもが真似るならよしとしようと思っています。
(6) エンタメ(音楽と動画)
「Google Nest Hub」は音楽と動画にも対応しています。
ウチは、ほとんど使っていませんが、日常的に音楽を聴いたり、YouTubeを見ているご家庭であれば、重宝するかもしれません。
音楽は「Google Play Music」「YouTube Music」「Spotify」などに対応しています。動画は 「YouTube」や「Hulu」などに対応しています。
2 おわりに
「Google Nest Hub」は多機能ですが、フォトフレームだけでも十分使う価値はあると思います。子育て世帯的には、このフォトルレームの機能とショッピングリストは、かなり使えます。
また、他の機能はスマホでもできるのでわざわざ「Google Nest Hub」を使わなくても、と思うかもしれませんが、スマホを取り出さずともただしゃべるだけ、という手軽さは使ってみて実感しました。
「Google Nest Hub」には、未来と可能性を感じ、「AI時代の子育て家族術」といったキーワードを想起させられました。
本記事では、操作方法は触れられませんでしたが、機会があれば、本記事の各項目をもう少し深めた記事をアップできればと思っています。