このブログ「いつもていねいに」を書いている 小田やかた です。
プロフィールはこちら、Xのアカウントはこちらです。

整理したはずなのに、また散らかっている。

そういう経験を繰り返しているとき、多くの人はこう考えます。「自分のやり方が悪いんだ」「もっとちゃんとしたツールを使えばいいんだ」と。

でも、少し立ち止まって考えてみてください。

あなたはこれまで、何度整理しましたか。
フォルダを作り直したことは。
アプリを乗り換えたことは。
「今度こそ」と思って始めたことは。

それでも楽にならなかったとしたら、問題は整理の仕方ではないのかもしれません。

情報には、性質がある

たとえば、今月中に買いたいもののリストと、読んだ本の感想メモ。どちらもメモアプリに入っていたとしても、同じ「情報」でも、まったく性質が違います。

前者は、すぐ動くための情報です。買い忘れないように、目に入る場所にあってほしい。後者は、じっくり寝かせるための情報です。毎日見る必要はないけれど、ふとしたときに取り出せればいい。

この2つを同じ場所に置いたら、どうなるでしょう。

すぐ動くべき情報は埋もれ、育てるべき情報は雑多なノイズに紛れる。整理しても整理しても追いつかないのは、情報の性質を無視して、すべてを同じように扱おうとしているからかもしれません。

「一カ所にまとめる」の罠

情報管理の文脈でよく語られるのが、「一元化」という考え方です。
すべてを一カ所に集めれば、迷わなくて済む。探す手間が省ける。

たしかに、情報の一元化には一定の合理性があります。
でも、それがうまくいかないケースも多い。

なぜか。情報は、種類によって「使われ方」が根本的に違うからです。一カ所に集めるということは、その違いを無視するということでもあります。

必要なのは、情報を一カ所に押し込むことではなく、それぞれの情報が機能しやすい「置き場所」を設計することではないでしょうか。

整理をやめると、楽になる

逆説的に聞こえるかもしれませんが、「散らばりをなくそう」とするのをやめたとき、情報管理は少し楽になります。

情報は、放っておけば散らばります。それは構造的な問題であって、あなたの意志や能力の問題ではありません。散らばることを前提に、どう付き合うかを考える。その発想の転換が、最初の一歩になります。

この考え方をまとめた本がこちらです。

📖 『なぜ情報を整理しても楽にならないのか──散らばったままでうまくいく情報管理術』


(目次)
第1章 なぜ情報は散らばるのか
第2章 情報の散らばりには種類がある
第3章 情報の散らばりを設計する
第4章 私の散らばりの設計図
第5章 AIは「整理」を代替するのか?

情報の散らばりに疲れた方に、読んでいただけたら嬉しいです。

この記事は以上です。

このブログの更新情報や、iPhone・iPadを活用した効率的なインプット・アウトプットの方法を X で発信しています。もしご興味があれば、ぜひ以下のボタンからフォローしてください。また、拙著の一覧はこちら(Amazon著者ページ)からアクセスできます。

今すぐFollow!

小田やかた を

このブログには、iPhone・iPad・Apple Watch、アプリ、Kindle出版、ブログ運営などに関する記事があります。カテゴリーページや下にある「関連記事」を、ぜひご覧ください。

ABOUT ME
アバター画像
小田やかた
ブロガー&Kindle作家。二人の子どもを持つ共働きサラリーマンです。(プロフィールの詳細)iPhone・iPadアプリを活用した効率的なインプットとアウトプットの方法を発信しています。