Obsidian Syncを始めて3ヶ月。それほどデータ量があるわけではないのに、気づいたらObsidian Syncの容量が800MBを超えていました。画像データは1枚もありません。
これはおかしいと思い対応策を講じることにしました。
その前に現状から。
1 現状
Obsidian Syncのリモート保管庫の容量は設定画面で確認したところ「809MB」。
それに対して、リモート保管庫と同期しているローカルのデータ容量はファイルアプリ(iPad)で確認したところ「112MB」。
これは何でも差が開きすぎでしょ、という感じです。明らかに不具合だと思い、以下の対応策を講じました。
2 対応策
上記の現状をObsidian Syncの公式ヘルプに報告し対応策を相談したところ、いったんリモート保管庫を削除し、再度、リモート保管庫を作成して接続することを提案されました。
Obsidian Sync の設定 – Obsidian ヘルプ
これに基づき以下の手順で実践しました。
(1)バックアップ
まず、iPhone・iPad・Macの設定ファイルをそれぞれ作っているので、それらをバックアップしました。具体的にはローカルファイルにある設定ファイル(隠しファイル)をiCloudの中のフォルダにコピペしました。あとで復旧させるときに使うためです。
また、念のためノートのデータを全部iCloudの中のフォルダにコピペしておきました。
(2)接続を遮断
次にObsidian Syncとの接続(同期)を切りました。操作方法は、設定画面の「同期」の中の「接続を切る」を押します。
(3)リモート保管庫を削除
スクショが撮れなかったのですが、上記の「接続を切る」を押した後、表示された画面の「ゴミ箱のアイコン」を押して、リモート保管庫を削除しました。
(4)リモート保管庫を作成
上記のリモート保管庫を削除すると以下の画面になりましたので「保管庫を新規作成」を押しました。
あとは、Obsidian Syncを使い始めたときに設定したときと同様です。
3 結果
この結果、「24MB」になりました。かなり少なくなりました。
ちなみに、前述したローカルで保存されている容量よりも少なくなっているのは、設定ファイルを同期させなかったからです。
4 おわりに
Obsidian Syncの不具合は、今見ていただいた方法で割と簡単に改善でき、ノートのデータも元どおりになりました。
しかし、設定を元に戻すのに苦労しました。
前述した設定ファイルをiCloudからローカルのObsidianのフォルダに移動させ、設定の「ファイルとリンク」の中の「設定フォルダの優先を切り替える」でそのファイルを指定すれば簡単に復元できると思っていたのですが、そんな簡単にはいきませんでした。
いろいろ試した結果、以下の手順だとうまくいきました。
ノートを同期する前に設定ファイルを読み込ませる。その後、設定関係の同期のオンを外しノートを同期する。
この手順が正解なのかはわかりませんが、実際、これで設定内容が復元できました。
私が使っているObsidian Syncのプランは1GBが上限なので、あやうく超えそうでしたが、今回対応したことで、まだまだ余裕があり当分使い続けれそうです。
ちなみに、画像以外では設定ファイルが容量を食うので、これを同期させないというのは節約する1つの手かもしれませんね。