Obsidian Mobile、特にiPhoneで使うObsidianは画面が狭い分、ツールバー(メニュー)を駆使すると快適に使えます。
ただ、使えるツールバーが多く、私はそこにいろいろな機能を割り振っているので、時折カオスになってしまいます。
そこで機能の割り振り方の基本的な考え方を整理することにしました。
1 ツールバー(メニュー)の位置
ここでいうツールバーとは以下の5つを指します。
- Tab Bar
- File Menu
- Ribbon
- Mobile Toolbar
- Editor Menu
これに「モバイルクイックアクション」(画面上から下にスワイプしたときに呼び出す機能を登録できる)を加えた6つを使いこなすのがiPhoneのObsidianを快適に使うポイントだと思います。
まず、これらのツールバー(メニュー)の位置を確認しておきましょう。
「Editor Menu」は少しわかりにくいかもしれませんが、デスクトップ版のObsidianでは右クリックを押すと表示されるメニューのことです。Obsidian Mobileでは、モバイルツールバーの設定画面から「コンテキストメニューをカーソルの下に表示」を加えることでモバイルツールバーから使うことができます。
これらのツールバー(メニュー)に機能を割り振るカスタマイズは、コミュニティプラグイン「Commander」を使うのが便利です。
2 ツールバー(メニュー)の使い分け
これらのツールバー(メニュー)はすぐにアクセスできるので便利なのですが、どこにどの機能(ボタン)を割り振ったかがわからなくなっては意味がありません。
そこで、私は以下の考え方に基づいて機能を割り振ることにしました。
- Tab Bar
- 最もよく使う機能
- 最も手数を少なくアクセスしたい機能
- File Menu
- ノート全体に影響を及ぼす機能
- ノート全体を出力する機能
- Ribbon
- デフォルトのまま(ファイル、タグなど)
- Mobile Toolbar
- ノート内を編集する機能
- Editor Menu
- ノート内を編集する機能のうち枠などの装飾を施す機能
具体的には、
「Tab Bar」には、ノートを閉じる、ノートを別のフォルダへ移動、新規作成
「File Menu」には、
自作したDraftsへ出力やX(旧Twitter)へ出力、以下で紹介されているFileinfoなどです。
「Ribbon」はほぼデフォルトのままで、
「Mobile Toolbar」は以下のとおりです。
登録している内容は以下で紹介したものが多く含まれていますので、ご興味があれば以下の記事もご覧ください。
「Editor Menu」は、以下で紹介されているCallOutや自作した枠を挿入するスクリプトなどを登録しています。
あと、モバイルクイックアクションには「コマンドパレッド」を設定しています。そのコマンドパレッドには、検索系の機能やテンプレートの呼び出しなどを登録しています。
3 おわりに
少しわかりづらかったかもしれませんが、一番お伝えしたかったのは、 iPhoneでObsidianを快適に使うには、よく使う機能をツールバー(メニュー)のどこに配置するかが重要であり、その考え方を整理しておくとよいということです。
細かいカスタマイズができるのはObsidianの強みです。使いながらどうしたら快適に操作できるかを常に追究しながら、その都度カスタマイズできるとよいかと思います。