Audibleは2022年1月より、コイン制から聴き放題制になりました。
Audibleの会員になると、12万以上の対象オーデイオブックと対象ポッドキャストを定額聴き放題で利用できます。
12万以上といっても、すべてが和書ではありません。それに、冊数というより、自分の読みたいジャンルや読みたい本がどのくらいあるのかが重要でしょう。
1 最近のAudibleはスゴイ
当初は、小説自体、読みたいと思える本が少なく、ミステリーとなると数えるほどでした。Audibleで聴きたい本がなくなると、audiobook. jpも併用して使っていたほどです。
ところが、最近、とくに聴き放題制へ移行した頃から、それが一転しました。
1冊聴き終えると、次に聴きたい本がありすぎて迷うほどです。お気に入り登録にはズラッと本が並んでいます。
読みたい本というのは、人それぞれなので、これは私だけなのかもしれません。
ただ、ここ最近では、ベストセラー作家の村上春樹さんの著書がAudible化しました。池井戸潤さんの新作『ハヤブサ消防団』は紙の本と同時にAudible化されました。また、逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』や水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク』などの人気作品もすぐにAudible化しています。
AmazonがAudibleに力を入れているのが伝わってきます。
さらには、ナレーターにも力を入れているようで、藤木直人さん、杏さん、大塚寧々さん、木村良平さんなど人気俳優や声優がAudibleのナレーターを務める本も増えてきています。
ちなみに、一人のナレーターが複数人の登場人物を声で分ける技術はスゴイですね。これは、小説の場合、けっこう重要で、没入感が変わってきます。
ということで、
- Audibleってぜんぜん読みたい本ないからやめたんだよね。
- Audibleって月額高いから興味ないんだよね。
- Audibleって読み放題で読める本少ないんでしょ。
と、思っていたら、一度、Audibleのホームページを覗いてみてください。
以前使っていたユーザーなら、以前よりも人気作品のラインナップが増えている印象を抱くはずです。
また、Audibleに興味がなくても、本好きの方なら、きっと楽しめると思います。30日間無料で使えますので、ぜひ一度、試してみてください。(すぐに解約しても30日間は使えますので、解約し忘れるのが嫌だから利用しない、という方は、契約してすぐに解約しておくのもよいかもしれませんね)
ということで、最近のAudibleをぜひチェックしてみてください。
最後に、最近、私が気になっているAudible対象の小説と、私が聴いた本で自信を持ってオススメできる小説を紹介します。
2 オススメのAudible対象本10選
私はAudibleでは、基本的に小説を聴くことにしていますので、ここでは小説のみを取り上げています。また、以下のリンクはKindle版へのリンクになっていますが、すべてAudible対象本です。
(1)ねじまき鳥クロニクル(村上春樹 著)
言わずと知れた村上春樹さんの名作ですね。これがAudibleの聴き放題で聴けるなら、村上ファンのみならず一度は試してみても損はないのではないでしょうか。
(2)ハヤブサ消防団(池井戸潤 著)
日本の山間部を描いたのどかな雰囲気を醸し出す世界観の中に描かれた池井戸さんのミステリーが味わえます。
(3)夢をかなえるゾウ0(水野敬也 著)
これは完全にAudible向きですね。本で読んでも面白いのですが、こういった漫才のような掛け合いは音声で聴くと格段と面白く感じます。ぜひ、この感覚を味わってほしいです。本書以外に『夢をかなえるゾウ』のシリーズは全てAudible化されています。
(4)同志少女よ、敵を撃て(逢坂冬馬 著)
狙撃兵の少女が見た戦争をあなたはどう見るか。「史上初、選考委員全員が5点満点をつけた、第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作」という触れ込みどおりの完成度の高い作品です。臨場感と迫力のある世界観にハマります。
(5)三体(劉慈欣 著)
世界的ベストセラーもAudible化されています。私は「ながら聴き」ということもあり、登場人物の多さが理解できず挫折したので、今度はじっくり聴いてみようと思っています。
(6)ダ・ヴィンチ・コード(ダン・ブラウン著 )
こちらも、かなり前ですが、世界的ベストセラーの本。本で読まれた方も多いかもしれませんが、Audibleで聴き直すのはいかがでしょうか。「聴き放題」だからこそ、以前読んだ本でも気軽に聴けるのがいいですよね。
(7)ソロモンの偽証(宮部みゆき 著)
本書は第一部〜第三部まであります。かなりの長編です。正直、最初の方は退屈ですが、途中から聴くのが止まらなくなるくらいハマります。私は、風邪で寝込んでいたとき、これがあったから退屈せずにベッドの中で楽しいひとときを過ごせました。
(8)あの日、君は何をした(まさき としか 著)
まったく関係のないと思っていた過去と現在がじょじょに交わってくる。これぞミステリーといった感じで先が気になって仕方がなくなりますよ。Audibleだからこその没入感が得られます。
(9)幻夏(太田愛 著)
「まさか」「まさか」の連続でまったく読者を飽きさせない小説です。ミステリーとしての面白さだけではなく、司法とは何かを考えさせられる珠玉の本です。著者の他の著作も読みたくなります。
(10)六人の嘘つきな大学生(浅倉秋成 著)
これはまさしくAudible向きですね。就職活動のグループディスカッションで6人の大学生と同じテーブルについている錯覚を覚えるくらい没入感があります。就職活動という人生の岐路に立たされた大学生たちと一緒にこの何とも言えない独特な緊張感を味わってみてください。
3 おわりに
まだまだ、紹介したい本はたくさんありますが、これくらいにしておきたいと思います。
過去の記事で、今回紹介した本とは別の本も紹介していますので、まだまだ足りない、という方はぜひ以下の記事もご覧ください。
Audibleは、何かをしながら手軽に読書ができるサービスです。
しかも、30日間は無料で試せます。(たまに2か月無料の場合もあります。)
本記事と上記の記事をあわせて30冊のオススメ小説を紹介したことになります。試しにいくつか聴いてみて、継続しないということであればすぐに解約できますので、ぜひ一度試してみてください。毎日の生活が変わりますよ。
私は、通勤のときに聴いているのですが、仕事はイヤでも通勤するのが毎日楽しみになっています。
30日間はどれだけ聴いても”タダ”なのでぜひどうぞ!
私はAudibleのおかげで毎日が楽しくなったので、本ブログを読んでいただいている方にもこの気持ちを少しでも伝えたくて、少し推しの強い記事になってしまったかもしれませんね。