ここ最近、土日を除き、毎日、ブログを更新していました。
それは、単純に記事のストックがあったからです。
でも、ストックが尽きた今、これからも毎日更新できるものなら更新したい、というのが本音です。
ただ、経験上、ここには大きな落とし穴がある。よって、安易に毎日更新を目指すのではなく、その落とし穴について少し考えてみたいと思います。
1. 毎日更新の落とし穴
本ブログの前に運営していたブログでは、途中から基本的に毎日更新するようにしました。それは、ブログ初心者に向けたアドバイスの多くに、ブログは毎日更新すればPVが増える、とあったからです。
確かに、毎日更新するようになるとPVは増えました。そうすると更新するモチベーションがあがります。
好循環です。
でも、やがて自分は大きな落とし穴に落ちてしまったことに気づきました。
というのは、知らず知らずのうちに、ただただ、毎日更新することだけを目指して記事を書いていたのです。
気付いたら、とにかく更新ありき、という姿勢です。
そこには、読者に役立つ記事、読者に楽しんでもらう記事、といった読み手への意識がないとは言いませんが確実に減ってきていました。毎日更新できていても、自ずと、記事の質は下がっていたと思います。
そんな経験がもとで、本ブログを始めたときは、毎日更新にこだわらないことにしました。
ただ、冒頭に書いたとおり、最近、毎日更新が続き、毎日更新できるのであれば更新したいという意欲も湧いてきました。
正直、それほどPVに影響しているように思えませんが、いつも見にきてくださる読者に常に新しい記事を提供する、というのは1つのモチベーションにもなります。
2. 毎日更新よりも毎日思考
とはいっても、毎日更新には大きな落とし穴が潜んでいることは前述のとおりです。毎日更新することが無意識のうちに目的になるのは避けたい。
ということで、今はこう考えるようにしています。
毎日更新できるなら毎日更新をする。
ただ、目指すべきは、毎日、ブログのテーマに関する何かを考え、それを文章(メモ)にする、「毎日思考」である。
毎日、思考を積み重ね、文章を書き連ねた結果、それが読者にとって役立ちそうな内容になりそうであれば、1つの作品として切り取り記事にして公開する、という考え方です。
それはすなわち、日々の思考の量と文章の量が増えれば、結果的に毎日更新できる可能性が上がるということです。
目指すべきは「毎日の思考」。
そして、それをメモしたり文章にする「毎日の文章化」です。
実は、これらは拙著『モブログの極意 〜モブログからモバイル知的生活へ〜』で紹介したとおり、実践はしているので、より認識を高めるとともに、さらに次の3つを意識しようと思います。基本は、これまでどおり、iPhoneのWorkFlowyを使います。
- ブログのテーマに関する気づきや発見をメモする頻度を高める(理想は1日1つ)••• WorkFlowy
- メモした内容を見返す頻度を高め内容が薄ければ追記する(理想は『知的生産の技術』でいうところの豆論文)••• WorkFlowy
- 読書時や読書後に読書ノートを作るとき、そこから得たものを材料にしてオリジナルな思考を巡らす(理想はオリジナルな概念)••• Evernote→WorkFlowy