あとで後悔しても納得できるように今の気持ちを書いておこう。そして、コロナウイルスの関係で残念ながら旅行を断念した方にも自分と同じように旅行を諦めた人間がいたかと共感してもらえれば、と思って書いた記事です。
後悔、という言葉を考えるとき、いつも『張り込み姫:君たちに明日はない』(垣根 涼介)の次の言葉が頭をよぎります。
後悔のない人生なんて、ありえません。でも、その時々の信念や気持ちを信じて行動していけば、後悔はあっても、それでも後を振り返ったとき納得はできる。
ということで、この言葉にあるとおり、以下が今の信念や気持ちを信じて行動したことです。
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東京近郊で2泊3日の家族旅行を計画していました。
しかし、出発4日前の昨日、残念ながらキャンセルせざるを得ませんでした。すでに宿泊費は支払い、新幹線の切符は手配済みでしたが、コロナウイルスの感染リスクを考えての苦渋の決断でした。
かなり楽しみにしていたので、無念でなりません。
もう子どもが旅行についてきてくれるのは年齢的に今年が最後と思っていただけに、今回の旅行にはかなりの想い入れがありました。
でも、断念。
もちろん、「行く」という選択肢もありました。
- 自分の住んでいる地域から東京への不要不急の外出自粛は言われているが東京近郊までは言われていない
- 東京駅を経由するだけ
- 国はGoToトラベルの施策で旅行を後押ししている
- 感染リスクは体調が万全なら可能性は低い
- キャンセル料がかかり、さらに3月にも同様の理由でキャンセルをして結構なキャンセル料の負担をした
- 旅行の計画に際し、調べるなどの結構な手間暇をかけた
と、行ってもよさそうな理由が並びます。
ただ、強行の決断はできなかった。
あとで後悔するかもしれないとわかっていても。
というのは、次の理由が自分と家族の中ではどんどん大きくなってきたのです。
- 出発4日前に子どもが嘔吐し体調が万全でないと考えると感染リスクが高いかもしれない
- 感染よりもむしろ感染したことが周囲に知られることに起因する影響が恐ろしい
- 職場でなんと言われるか&仕事に迷惑をかける
- 自宅の地域でなんて言われるか&迷惑をかける(自分の住んでいる市では感染者は出ていない)
- 子どもが学校でなんて言われるか
家族で話し合ってみて、こうして言語化してみると心配の本質が見えてきました。
それは、正直に言うと、身体のことより、周りに迷惑かけることよりもこういうことです。
もし自分や家族が感染したときに周りから及ばされる影響を想像すると、それが凄すぎて怖くなった、ということです。
ということで諦めざるを得なかった。
無念。。。