1 超シンプルな軽量メモソフト「EvMemo」
職場のパソコン(Windows)でメモをするとき、以前はEvernoteやWorkFlowyを使っていましたが、職場のパソコンが非力でアプリやブラウザの動きが遅いことから、以下の記事で書いたとおり、軽量なメモソフト「 EvMemo 」を使うことにしました。
記事でも書いたとおり、「EvMemo」の便利な点を5つあげるとすれば次のとおりです。
- 起動がとにかく速く、すぐに入力体制になる
- パソコンのスペックが非力でも問題なく使える
- ソフトを閉じるだけで書いた内容が保存される
- Windowsのメモ帳のように一枚の紙ではなく、複数の紙をタブで管理できる
- インストールせずに使える
このEvMemoは動作が速く気に入っていたのですが、パソコンでしかメモの内容を確認できません。保存されるファイルがテキスト形式ではなくソフトの独自形式のファイルのため、たとえばDropboxなどのクラウドにファイルを置いてもiPhoneでは見れないのです。
出先でメモを見れないことや、さらに、メモの検索の機能がないことに不便を感じはじめ、テキスト形式で保存でき、かつ、軽量で検索機能のあるメモソフトを探すことにしました。
2 軽量なのに多機能なメモソフト「CatMemoNote」
前述のニーズを満たすメモソフトを探した結果、以下の記事で書いたとおり「 CatMemoNote 」を使うことにしました。
「EvMemo」を使っていたときに不便に感じた出先でのメモの確認については、CatMemoNoteは保存ファイルがテキストファイルのため、それを「Googleドライブ」に置くことで、iPhoneからもメモの内容を確認できるようにしました。また、CatMemoNoteには検索機能もあります。
CatMemoNoteは、EvMemoにある機能はほぼ網羅しており、さらに便利な機能が満載です。プレーンテキストなのに数字の計算や行の並び替えもできてしまうから驚きです。詳しくは、前述の記事を参照してください。
ただ、唯一、残念だったのが、iPhoneのGoogleドライブやdocumentでCatMemoNoteで作成したメモ(テキストファイル)にアクセスすると、CatMemoNoteでの設定(具体的には、メモの順番やメモの構造、メモのカラー、設定したショートカットキーなど)が全てリセットされてしまうのです。
最初は我慢して使っていたのですが、出先でメモを確認するたびにCatMemoNoteの再設定をするのが面倒になり、代替のメモソフトを探すことにしました。
3 まるでEvernoteの軽量版メモソフト「紙copi」
そこで思い出したのが、7、8年くらい前に使っていた「紙copi」です。
先の2つのメモソフトはパソコンにインストールせずに使えます。紙copiはインストールが必要なので、職場のパソコンで使うには少し気になりましたが、何よりも軽量で多機能で使いやすい。7、8年くらい前に、紙copiを使っていたときは、ほとんど不満はなかったのですが、メモを出先でも見る必要が生じ、iPhoneでも使えるEvernoteに乗り換えたという経緯がありました。
ただ、紙copiで作ったメモの保存先のフォルダをGoogleドライブと同期させれば、iPhoneでもメモの閲覧と修正ができます。
よって、以前抱いていた懸念はありませんので、再び紙copiを使い始めることにしました。
紙copiは、15年以上も前にリリースされたソフトで、最新バージョンの紙copi 3は、2014年10月にリリースされた、決して最新といえるソフトではありません。
ただ、私は1つ前の紙copi 2を使っていますが、まったく色褪せていない、便利なメモソフトです。
起動は速く、動きは軽快で、メモを箱(フォルダ)で整理できます。作成したメモはテキストファイルで、フォルダに格納されます。Windowsのメモ帳でも開くことができます。
また、紙copiの箱には、WordやPDFなどのファイルの保存も可能です。Webクリップもでき、クリップしたWebページの加工もできます。まるで、軽量なEvernoteのようです。
Evernoteのもっさり感にストレスを感じていた私としては、このサクサク動く紙copiは、大変ありがたいです。
今後は、職場のメモは、紙copiを使うことに決めました。
4 おわりに
紙copiは、名作、と言えるソフトだと改めて思いました。今、プライベートのパソコンはMacを使っていますが、ぜひMacでもリリースしてほしいと思うほどです。
次回は、この「紙copi」についてもう少し突っ込んだ内容を書きたいと思います。