これまで10年以上ブログを続けています。
最初は語学勉強がテーマ、そのあと、日記、ネタのストック、読書レビュー、子育て、そして、本ブログとテーマを変えながらも細々と続けています。途中、間があいたこともありましたが、ここ5年はずっと続いています。本ブログは開設して3年半が経ちました。
ブログが続かない、という声をよく聞きますが、なぜ、自分は続いているのか。
特段、文章を書くのが好きというわけではありません。IT関係の知識が豊富なわけでもありませんし、特殊な体験をしているわけでもありません。時間があり余っているわけでもありません。むしろ子育て共働き世帯で忙しくしています。
では、なぜ続いているのか。
自己分析の結果、次の3つの要因が肝になっているのではないかと思いました。
1 日々考え続けていることをテーマにする
日々、考えていることをテーマにすれば、ブログの記事にするしない関係なく、何かしら頭の中に考えがあります。そのテーマが他人にウケるかどうかという問題はありますが、今の時代、何がウケるかなんて誰にもわかりません。
あとは、その日々考えていることをいかに言語化するか。
言語化するには手間暇かかりますが、日々、考えていることをテーマにすれば書く内容は常にある、という状態を維持できます。それはブログを継続する上で重要です。
たしかに、言語化するには、手間暇がかかりますので、いかにその時間を確保するか、という問題がありますが、それは次の段階の話です。
まずは、知らず知らずのうちに、日々、考えていること、それをテーマにするのがブログを継続する1つ目の肝だと思います。
2 いつでもどこでもブログを書ける環境をつくる
テーマが決まり、書く内容があれば、あとは、いかに書く時間を確保するかです。
これには、「モブログ」が最適です。
モブログとはスマホを中心にモバイル端末でブログを書くことです。
隙間時間を見つけては、スマホやタブレットでブログを書くのです。
スマホであれば常に携帯していると思いますので、日々の生活の中で、ちょっと空いた時間があれば、スマホを取り出し、チョコチョコ書き進める。それを日々繰り返すのです。
もし、毎日、決まった時間帯にある程度の時間が確保できるのであれば、パソコンがなくてもスマホさえあれば、定期的なブログの更新ができると思います。
私は、毎日、仕事の昼休憩の時間に40分くらいスマホで書いています。平日の5日間、毎日、40分とすると、1日40分×平日の5日間=200分(3時間20分)もの時間を確保できるので、最低でも週に1回は更新ができています。
いつでもどこでもブログを書ける環境、具体的にはモブログの環境を作ることが、ブログを継続する2つ目の肝だと思います。
このあたりの話は拙著『モブログの極意 〜モブログからモバイル知的生活へ〜』に詳しく書きましたので、ご興味があれば、ぜひご覧ください。
3 心地よく文章を書けるエディタを持つ
パソコンでもスマホでもブログを書くときに、自分が心地よく書けるエディタを持つのは重要です。
これを使うと文章を書くのがはかどる、書いていて心地よい、といったエディタです。
私は、正直なところ、文章を書くのが遅く、会話ではポンポン言葉が出てくるのですが、文章となるとなかなか言葉が出てこない、といったコンプレックスがありました。だからブログの文章を書くのがすごく遅い。
しかし、3年ほど前にアウトライナーを本格的に使うようになってからは、それがウソのように筆が進むようになってきました。
ブログを続けているので文章を書く慣れから来るもの、というのもあるかもしれませんが、ボトムアップ的に書けるアウトライナーの使い方を覚えたからだと思っています。とにかく断片的なキーワードを書き溜めておいて、それを階層化して文章化していく方法です。逆に、目次のようなものを作っておいて、細部を書いていくという書き方もしています。
こういったアウトライナーを使った書き方をしていたら自然と筆が進むようになってきました。
別にアウトライナーでなくてもいいですが、自分が心地よく書けるエディタ、筆が進むエディタを見つけるというのは、ブログを継続する3つ目の肝だと思います。
4 おわりに
よく10年以上ブログを書くことが続いているものだと改めて思います。
たまに、更新をしていないと更新せねばという強迫観念が出てくることもありますが、毎日の決まった時間帯でブログを書く習慣ができているので定期的な更新ができています。
前述した平日の昼の休憩時間が、以下の本でも書いたように私にとっての「モブログの黄金タイム」となっています。