私は、これまで、KDP(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング)で2冊電子書籍を出版しましたが、2冊目の『モブログの極意 〜モブログからモバイル知的生活へ〜』を出版したときにMac版とiOS版の「Scrivener」を活用しました。
Scrivenerは、大変多機能で、長文を書く上では、大変便利ではあるのですが、直感的に操作がわかりづらい点もあります。
よって、本ブログでは、KDPで電子書籍を出版するために必要最小限の機能を使ったScrivenerの使い方を記事にしています。
本記事では、iOS版のScrivenerの書式の設定方法を解説します。
iOS版のScrivenerの書式設定はどこにあるかというと、下の画像のとおり、エディタ画面のキーボードの上のメニューの中にあります。設定画面にあると思いきや、こんなところにあるので、これには気づきにくかったです。
下の画像のアイコンがない場合は、メニューをスワイプしてみてください。メニューの画面を切り替えることができます。
書式設定の内容は、下の画像の上の3つのタブのとおり、「スタイル」「複数インデント」「スペース」があります。下の画像は「スタイル」の内容です。フォントは、ここで設定します。
上の画像のフォント(画像では「Hiragino Sans 18pt」)をタップすると、下の画像のとおり、フォントや色などを選択することができます。
また、2つ前の画像の「書式設定オプション」(真ん中上あたり)をタップすると、下の画像のとおり、現在の書式設定をコピーしたり、コピー元の書式設定をペーストしたり、デフォルトの書式設定としたり、といった設定ができます。
次に「複数インデント」のタブの内容は、以下の画像のとおり、インデントを設定できます。ただ、これはScrivener側で設定されるだけなので、KDPで出版するためにデータをテキスト形式で出力する場合は、ここで設定したインデントは解除されます。私は、KDP出版時には、テキスト形式で出力するため、ここのインデント設定は解除しています。(画像は、36ptになっていますが、0ptにしています。)
次に「スペース」タブの内容は、以下の画像のとおりです。行の間隔などを設定できます。
以上が、書式設定の内容です。この設定画面にたどり着ければ、何のことはないので、書式設定は、エディタ画面のキーボードの上の設定メニューから行う、というのを覚えておきましょう。
本記事では、ここまでです。
他にも本ブログではScrivenerの使い方を掲載していますので、ぜひ、本ブログのカテゴリー「Scrivenerのページ」を参照してください。
また、KDPの出版の方法は以前の以下の記事を参考にしてください。

